キムチの美味しい町

研修にて桃谷・鶴橋界隈へ出向く。こういう所は来るのは久しぶりだ。
出張でも地下鉄が普通。JR環状線に乗るなんて、本当に久しぶり。
歴史的に色々問題のある場所、かつての旧地名が消えてしまった場所だが、
古来から受け継がれてきた地名はそれなりに由緒あるものであり、
その当時の社会、自然を想像させるものだから無闇にけなすのもどうかと思う。

その町を歩けば、キムチに出会える。
観光名所と言えば良いのか、研修の場所と言えば良いのか。
様々な物の見方ができるだろうが、人権だ、共生だ、歴史のひずみだと
難しいことを言い出したらきりがない、大阪のとある町。
駅前や裏通り、そんな場所でなくてもそこかしこ、異国情緒。
隠れた名所と言えば良いのか、知る人ぞ知ると言えばいいのか、
もう、３０年も前に知りあいと歩いた町を、その思い出を辿るように、
研修や勉強会の名で、再び訪問することになったこの町。

とはいえ、視覚よりも味覚で楽しんでしまおうと、
せっかく市内まで来たのだからと、出張研修帰り鶴橋で韓国料理三昧。
アリラン食堂で豪華な韓国料理のオンパレード。
1週間分の栄養を補給したような気がする。

娘へのお土産はリクエストされたキムチやチャンジャ、豚足など食材。
食い意地の張った娘に大喜びされ、単純に嬉しかった。
こちらは歩き疲れて気持ちよく倒れて、就寝。
これで住めば何事も無かったのだが。