Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ダイビル本館見学ツアー

(写真は全て大きくなります)
昨日に引き続き、ダイビル内ツアー待ちの状態からスタート。
建築関係には疎いが、できたての新しいビル、
それも由緒ある美しいビルのリサイクル三昧の内部を見学、
こんなに楽しいことはない。
毎度年齢層の高いナカノシマ大学ではあるが、
今回は費用もお安め、懐には有り難い。
何しろ市内に出向く交通費も随分かさむ、田舎住まい。


  

  

  


ゆとりのあるスペース、採光の工夫が為された窓。
外見、見かけの階と実際の階、内部の様子は?
本物の年代物の飾り煉瓦をまじまじと眺めつつ、待つことしばし。
三班に別れてmまず現在使われている食堂。
洒落たデザインのイスや電灯、ここで食事とは羨ましい。
もちろん床のタイルや壁の煉瓦は、先ほどスライドで見たもの。


  

  

  


一般人も利用できる社員食堂らしいけれど、
わざわざ平日にここまで食べに来られないし。
そして、吹き抜けになった美しいデザインの天井や電灯、
今の建築の規制で人が落ちないように防護柵を取り付けつつ、
装飾性の高い趣を崩さない工夫に眺め入る。


  

  

  


自分でいうのも可笑しいけれど、綺麗な光を見ているだけで心が和む。
社員の人たちは毎日上を見上げてまじまじと眺めないかも知れないけれど、
まだ汚れを知らぬ美しい壁に投影されるランプの如き電灯の光を、
ただただ眺めて溜息三昧。何もかも往時を偲ばせるかと思うと。
低層部には旧館の外装に使っていたレンガの85パーセント、
石の装飾彫刻をできるかぎり再利用して、
評価の高い外観やエントランスホールを残すように配慮。
口にするのは感嘆だが、実際には大変な作業工程だったのだ。


  

  

  


そして、ダイビルの歴史を紹介するサロン室。
大阪中之島の歴史とダイビルの歴史・沿革を解説する大型タッチパネル
ダイビルアーカイブズ」や 旧ダイビル本館のテラコッタ(軒蛇腹)、
旧日比谷ダイビルの鬼面をはじめとする装飾品・調度品を展示。
豪華なカーペット、重厚なインテリアは当時の写真を元に制作。


  

  

  

  


思わず豪奢なしつらえにキョロキョロ。
ここで待ち合わせ、読書など出来たら幸せ。
おっと、飲食禁止です。

明治・大正京都めぐり地図―レトロを楽しむ近代建築MAP

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