Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

近況報告 夏

家人が関東の今の社宅にいつまで住めるかわからないということで、
無理やり夏休みを沢山取りました。
昨年は受験で娘もあまり上京できなかったので、これ幸いと
7月8月両方使って、職場から距離をとり、精神衛生上の戦線離脱。
しっかり遊んで、憂さ晴らししています。(苦笑)
読書メーターの呟きから抜粋したので、おかしな文体ですが、
今のところ、元気に動き回っている私だけ、ご披露しましょう。


7月18日 土曜日。夏休み初日。娘の終業式に合わせて昨日帰阪した家人。土曜の朝は親子3人で『HERO』鑑賞。初回だったので思いがけず舞台挨拶生中継を見ることに。ランチ後はプチドライブ弥生博物館でトンボ玉の展覧会。夕食後は遅ればせながら両親からの高校入学祝い、娘念願のノートPCを購入。親子カラオケで締め。


7月19日 月曜日。台風一過、急に蝉が一斉に鳴き出して「夏の朝」の風情だが、思いっきり曇り空。本日娘は某大学にて様々な大学の説明会・ミニ講義に初参加。高1から義務づけられている催しらしい。贅沢で便利な世の中になったと思う反面、私達の世代って予備知識殆どゼロの、無謀な大学選びだったと複雑な心境。大学フェアのオープニング。なかなか興味深い15分間だったが、今時の高校生には難しい単語も多く、どれだけあの哲学的な味わいのある「学ぶ意味」をわかってくれたか。


半日家人の誕生日プレゼント(リュックサック)探し。後は私の楽しみ「私のマーガレット展」堪能。ひたすら懐かしい。週マと別マ。夜は家人と2人でレイトショー、懐かしのシュワちゃんに逢いに行く。しかし、ターミネーター以外の役者総若返りで違和感半端ない。特にサラは少女だし、息子ジョン・コナー悪者になっちゃうし、駄目、こんな未来。同じ人間は同時に存在しない筈なのに無視、タイムマシンものとしては×。面白かったけれど。


7月21日 火曜日。関東での夏休み初日の昨日は連休明けで、あちこちの美術館は休みという手痛いスタート。東京駅から歩いて行ける三菱一号美術館にて「河鍋暁斎」展堪能。副題「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」おまけに「狂っていたのは俺か、時代か?」何とも痺れるキャッチコピー。


7月22日 水曜日。関東での夏休み2日目。ほぼ貸し切り状態の樋口一葉記念館で時間を取り過ぎた。酉の市で有名な鷲神社も参詣、日暮里はランチに良い店が見つからずコンビニお握り。本命、朝倉彫塑館でもっとゆっくりしたかった。商店街を冷かしながら千駄木まで歩く。25年前とは違い過ぎる店の並び、賑やかさに唖然。


7月23日 木曜日、新宿歴史博物館「熊本と新宿をつなぐ作家 漱石・八雲」展堪能。近所ブラタモリ的路地「アンシャンテ」ランチ美味格安! 東京芸大美術館「ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし」「「うらめしや〜、冥途のみやげ―全生庵三遊亭圓朝 幽霊画コレクションを中心に―」鑑賞。充実。


7月24日 金曜日、自宅カフェを開いている横浜の友人宅で娘とパン教室参加。ライ麦パンとおかず。粉の計量からしっかりと。肉はたこ糸を掛ける所から。電磁調理器は夏場、暑くなくていい。できあがり、盛りつけ、女子会のノリのお喋り。夜は生まれて初めて東京ドームで家人と都市対抗野球観戦。楽しかった。


25日土曜。親子で初日本橋、室町。お洒落なビルの一角、にんべんの出汁の美味なランチ後、本命、第一三共の薬ミュージアムへ。あっという間の3時間、ゲーム感覚で薬についての様々なことを学べた。(無料!)その後、高円寺まで出かけて、アコースティックギターのライブを聞く。贅沢な時間。


26日日曜、関東での夏休み第1弾最終日、国立近代美術館初鑑賞、「No Museum, No Life?―これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」堪能。2時からのガイドツアー「誰がためにたたかう?」特集からクイズ形式で楽しむ。正解率高く嬉し。次回は工芸館に行くぞ。



8月9日、日曜。関東での夏休み第2弾1日目、新幹線の仮眠で元気を取り戻し新横浜から川崎市民ミュージアムに直行。写真の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞40周年記念展鑑賞。受賞者全員の作品を一気に見られて満足。常設展示も見やすく晴天の元、気持ちよく過ごした午後。夜は二子玉川トム・クルーズ作品堪能。


8月10日、月曜。夏休み第2弾2日目、何と小雨! お蔭で凌ぎ易い一日に。美術館休館定番の月曜日、教育植物園もお休みで残念。お隣の東京都庭園美術館の旧朝香邸をじっくり堪能。平日は写真OKで嬉しい限り。アールデコの世界に浸る。夕方渋谷で「エリック・サティとその時代展」夜はジュラシック・ワールドへ。


8月11日、火曜関東3日目、昨日に続き目黒界隈2日目、久米美術館後ランチ、目黒川沿いに歩き庚申塔を眺め、本命目黒美術館「村野藤吾の建築―模型が語る豊饒な世界」展堪能。カフェで休憩を挟んでじっくりと。夕方バスで柿の木坂を経て多摩川まで下る坂道を実感しつつ二子玉川へ。「日本の一番長い日」鑑賞。


8月12日、関東4日目水曜、娘を東京駅で迎えて沖縄料理ランチ、「はっきよいKITTE」で生まれて初めて土俵を実見。三越前に移動、三井記念美術館「春信一番写楽二番 錦絵誕生250年」フィラデルフィア美術館浮世絵名品展鑑賞。飲茶で休憩、アートアクアリウムで斬新な展示のかわいい珍しい金魚たち鑑賞。


8月13日、木曜、家族初奥多摩ドライブ。道の駅八王子滝山でどっさり野菜を仕入れ、檜原村で燻製チーズも。お目当ては櫛かんざし美術館、御岳渓谷景色もよし展示も素晴らしい。澤乃井の小澤酒造酒蔵見学、利き酒、蓮華翔馬の写真展を楽しみ、奥多摩温泉もえぎの湯で寛ぎ帰途に。東京の田舎・自然も奥深い。


8月14日 金曜午前、娘は宿題に集中、家人と世田文「宮西達也ワンダーランド展」鑑賞。懐かしい「おまえうまそうだな」シリーズに涙。午後家族3人「ばけものの子」を観て再び涙。横浜まで出て神奈川県庁本庁夜間公開へ。キングの塔の内部で歴史を学び、外壁のプロジェクションマッピングで未来を感じた。


8月15日終戦記念日、東京アクアラインを経て千葉へ。房総の奥座敷養老渓谷へ。出世観音・渓谷・滝(水量が少なくて見えず)・ごりやくの湯(とても景色のよい露天風呂)を楽しむ。フェリーの時間に間に合わず、再びアクアラインで川崎側へ。海ほたるは混雑で寄れず。大田区の花火を見ながら帰途に。


8月16日、夏休み最終日、今年は例年の倍、7月8月休みをしっかり取得。受験で娘がゆっくり出来なかった分を取り戻せたかどうか。冷蔵庫を空にする勢いで朝食兼昼食。渋谷初ヒカリエ。娘は「細田守 ばけものの子展」親は「よく考えて食べる人の物産展」。各都道府県の麺類圧巻、再び日常へ帰阪の途に。



普段の私の鬱々とした日常を知っている人が見たら、
強迫的なまでに活動的な休日に目を回すかもしれない。
しかし、これぐらいの密度がないと生きている実感がしない。
それくらい、今の職場では死んでいる。
仕事が嫌いなのではない。職場のシステム、人間関係が嫌なのだ。

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