Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

開店直後のスーパー

余りに頭痛が酷いので熱を測った昨日月曜の夜、36.4度。
平熱だと思ってはいけません。
下手すりゃ34度から35度が平熱の低体温の私は、
36度を超えるとかなりしんどい。
低体温自体が不健康なのはわかっているが、
子供の頃からなのでどうしようも無い。


先週は休む手続きや人間ドック等々、予定が目白押しだったので
気が紛れていたけれど、本来の疲労そのものが前面に出てきたか、
土曜から次第に不調。
元気だったら山岸凉子展を観に行くはずの土日予定の京都も、
あれこれしようと思っていたこともみなおじゃん。
電話したり人と会ったりするのも億劫な長月。


9月5日火曜本日は外出日。されどこの状態であるから
朝早くから都会に出て行くという元気も無く、
それでいて目だけは朝はきちんと覚めるから、(娘の弁当作りは必須)
ささやかな家庭菜園の手入れをし、朝食お弁当作り、
洗濯・買い物を済ませても10時前だった。


今までできなかったことをしてみようと思って、
開店と同時に8時にスーパーに入ると、
品物が殆ど並んでいない生鮮食料品・総菜売り場にびっくり。
これで開店なのか? 無理せず9時開店にすれば良いんじゃないのか? 
棚に一生懸命品物を並べ続けている店員さんの邪魔になっているのではと
気後れしながら朝のうちに買物をする新鮮さ、というか物珍しさ。


若い人は殆どいない。年寄りが殆ど。そして、ヨロヨロと歩いている。
さっさと買物を済ませている人はいない。
もしかして家の中に居所無く、朝もはよから買物を称してスーパーに?
それとも、混み合う夕方、昼間などを避けてのんびり買物?
特売品も並びきっていないというのに?
そして、たいして白髪もない年齢の私はここでこの時間帯に
ウロウロしていていいものなのだろうか?
自分の存在自体が違和感を醸し出しているのではないか?
そんな不安を抱えながら買物終了。

買物難民―もうひとつの高齢者問題

買物難民―もうひとつの高齢者問題

 
わたしのお買物

わたしのお買物

ゴミ屋敷と化している自室や居間の、雪崩落ちてきてもおかしくない
本や書類の束に何時から手を着ければいいのか。
取りあえず着物リフォームの外出着の洗濯を済ませた。
汗染みが残らないように着物地の夏物外出着の手入れ。
年齢と共に体型もデザインも既製服はどんどん合わせにくくなる。
モデル体型で生活はあり得ないけれど、年相応に美しき体型を保つ、
その努力を払ってこなかったツケは大きい。


不惑を越えて出産した甘え、職場での鬱憤を晴らす甘い物、
加えて運動不足、ジム通いも今の職場になってから駄目、
会費はドブに捨ててしまったようなもの。
ここで、一念発起しなければ大変。
そんなことを考えながら、洗濯物を干す。


きちんとした服装、装い、そういう戦闘服に身を包み、
声を出し、人と向き合い、書類を整え、仕事を片付ける。
その生活が、自分が30年以上続けていたことから、
離れてしまった今、再び袖を通すことがあるのだろうかと、
不安を抱えながら、手入れをする。


そして、この不安を誰に語ることもなく、
時間は過ぎ去り、自分を機械的にでも動かすために入れた
予定のために、動く。週に1度、合唱の練習に出掛ける。
自分が、枠組みの中に入って生活することができるように。
このまま、生活の中で埋もれて新しいことに触れることなく、
朽ちていくことがないように。


1週間、職場を離れて、自由で哀しくて不安で、苦しくて、
時間が溢れているようで、誰にとっても今日が一番若い日が、
過ぎていく、過ぎていく、休みに入って2度目の火曜日。
1週間前の火曜日の夜は、これでやっと休める、
人の顔も声も聞かずに静かにスゴすることができると、
ホッとして、ハイになって、外で飲んでいたが・・・。


こころの科学 135 職場復帰

こころの科学 135 職場復帰

職場のメンタルヘルスで困った時に読む本―心療内科医が贈る完全マニュアル

職場のメンタルヘルスで困った時に読む本―心療内科医が贈る完全マニュアル