老父のベッドが来ない

９月８日金曜、老父の古いベッドを解体、
新しいベッドが到着するまで部屋を大掃除、
カーテンまで洗って待っていたのに、本日は配達不可の連絡。
えー？　どうやって今晩寝るのよ、父は。

老父のベッドを作る以前に、運び込むための通路が必要。
古いベッドを捨てるためにも、運び出す通路が必要。
玄関までは運べない。上段の床の間を突っ切るしか、
直線距離を確保できない。さあ、大変。
普段使わない部屋は我が家では全て物置と化している、
人の訪れることの滅多にない、田舎の一軒家。

人が訪れる、それは郵便配達、新聞配達、宅急便、保険屋。
近所付き合いは回覧板を回すときぐらい。
一日中働いて、寄り合いは年寄りの役目と、
気が付けば、老父を老母を看るのに、近所は近所でない関係。
そして、宅急便、運送屋さんのみが縁側、
そう、床の間の横の縁側まで運んでもらわないといけない。

ペットボトルや段ボール、資源ごみ回収日のため
朝早くから動き詰めで（私にすればオーバーワーク）
気が付くとあっという間に５時間ぐらい経つ。
電池切れのように疲れがどっと出た。

老父の依頼が無ければ、朝から都会に出る予定だったのだが。
昨夜は久しぶりに高校時代の友達と真夜中の電話で長話だったので、
のんびりしてもまあいいか。
都会に出るのに用件のみの外出は、交通費が滅茶苦茶勿体なくて嫌。
時間もお金も惜しい。

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金曜日、当初の予定は全く潰れ、夜のお出かけのみにエネルギーを…。
いやいや、その前に老父の部屋の片づけ第２弾、
移動したものを元に戻さなければ。晩御飯はカレーを仕込んでいこう。
何故か、中学生の時から貼っておいた自室のレオナルド・ダ・ビンチ
「最後の晩餐」が剥がれ落ちてきた。
そんなに強風が？　経年劣化？　
新しい今年のカレンダーまで共に剥がれ落ちてきている。
古い土壁だからなー、我が家は。

今年の秋、何を観に行こうかという焼けつくような思いも、
仕事から離れてみると雲散霧消。
心身共にエネルギー低下、これではいかんなあ。
休んで11日目金曜、
朝からカレーを仕込み午後から出かける予定はとこへやら、
午前中の片づけで疲労困憊。お出かけ中止。

これが週末、普段なら花金となる一日。
片付けても片付けても、ウン十年分の瓦礫の山、
片付けが終わる日は程遠い。

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