老父のベッド来る

昨日金曜のすったもんだの末、あちらこちらを片付けて、
室内搬入経路を造り、1日遅れで老父のベッドが届くも、
組み立てに難儀。

段ボールから出して説明書を読み、組み立てようにも、
説明書を読む力以前に、付属の部品が？　説明書がわかりにくい？
私が馬鹿なだけか？　自暴自棄とは言わないが、落ち込む。
部品の工具が柔で使いにくい。本物の工具がない人のために
付属で付けられた工具の、これまたチャチで使いにくいこと。
悪戦苦闘して、ほぼ作り終えたかどうか。
これで完成で良いのかどうか･･･。

昼食を食べる元気もなくウトウトしたら夕方に。
とにかく眠くて仕方がない。
今まで眠っていなかった分を取り返そうとしているのか。
友人は1年で傷ついた部分は1年では治らないと。
4年半分傷ついた分を取り戻したら、とっくに定年退職だ。
眠っても眠っても眠れてしまう恐ろしさ。生活リズムいずこ？

空とぶベッドと魔法のほうき (岩波少年文庫)

　

窓ぎわのベッド―いやしの心理小説

９月９日土曜日、菊の節句らしいことは何もしていない。
けれども毎日が日曜日のような日々は、ある意味穏やかだ。
寝すぎた午睡の後、ささやかな庭に水をまき、雑草を抜く。
いつの間にか実家がジャングル化し、
馴染んだ草木や樹木が消えているのに胸が痛む。

空気のいらないタイヤの記事を見て、
昨夜の「トランスポーター３」のような芸当は
（湖底に沈んだ車のタイヤの空気を吸って主人公が助かる）
できないなと思い、少しばかり鼻白む。

今日のBSのターシャ・テューダーの世界を慕う人々の番組や、
世界ふしぎ発見のピーターラビットのイギリスを見て楽しむ。
こんな時間は本当に久しぶりだ。
菊の節句、日本人らしいことは何もできていない。
娘としてささやかに老父のベッドを組み立てた。（8割方）

人間として､生活する者として実質役に立てたことは？
自分は世の中でどれくらい役に立っている？
そう自問自答したくなるくらい、何もしないで2週間過ぎていく。
そんな土曜日。

ベッドまわりの環境学

　

週刊　日本の歳時記　25　　菊の節句 (小学館ウイークリーブック)