Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

仕事抜きで娘に付き合う1日

一昨日、女の買い物、憂さ晴らしの100円ショップでの出来事。
子供用のかわいい調理器具のオンパレード。クマさん柄。
まな板シートに至っては印刷レシピ別にカラーも豊富。
なんと、卵が嫌いな娘がオムライスレシピの青色をチョイス!
それに合わせて、お玉、フライ返し、安全カバー付ピーラー。
好き嫌いがなおってお手伝いしてくれるなら、一石二鳥さ。

子供の好き嫌いがなくなる100のレシピ―食べることが好きになるおいしい料理がいっぱい

子供の好き嫌いがなくなる100のレシピ―食べることが好きになるおいしい料理がいっぱい


翌朝、久しぶりの落ち込みから脱出し損ねて
朝風呂で、マリンブルーの浴槽に沈んでいる私に
娘が聞いた。「たまねぎ切ったんだけれど、卵は?」
おお、君は果敢にもレシピを見て朝からオムライス作りに
励んでいたのかい? ママは驚愕だよ。
「・・・、君が嫌がっていつも食べないから、
うちの冷蔵庫には卵は常備してないんだよ・・・。」
「えー、せっかくオムライス作ろうとしてたのに」
まさか、卵嫌いが朝も早から、料理すると思っていなかったよ。
「で、作ったらちゃんと食べるの?」
「え? 誰かが食べてくれるんじゃないの?」おいおい。
製作者の君が責任とって食べたまえ。


電車の中。いきなり娘が「今年も後、残り3分の1だねえ。」
何だ? いきなり私の心の中を見透かすようなこの発言は?
「どうして、残りが3分の1ってわかったの?」
「もう、8月だし。9月になるとお誕生日があっという間に来る。
10,11,12月でおしまい。4ヶ月しか残ってない。」
おお、1年生にして分数ができるのか? 賢い!? ン?
目の前の広告に「今年も残りわずか3分の1・・・云々」
「もしかして、あの広告読んだ?」「うん。」「なんだ」
「でね、去年よりも今年はあっという間に朝から夕方になって、
1日が早いなあって。去年はもっとたくさん遊べたと思うのに、
1年って早いね。6歳ってあっという間に終わっちゃうんだね。」


娘よ、小学校初めての夏休みを経験する君に、
人生では楽しい時間はあっという間に過ぎるという普遍的な実感を
ここで説かれるとは思わなかった・・・。6歳で悟るなよ
とどめのひとこと。「ねえ、お母さんも若い頃そう感じた?」
う!? 「子供の頃・・・は、そ、そうだったかなあ・・・。」
台風が来る直前の、美しい夕焼けを眺めながら
夏が終わると誕生日が来るとしみじみしている娘に
「成長」という、驚きと寂しさを感じたひと時・・・。