Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月は黄昏の国

そんな題名の本を読んだことがあった。 まだ高校生の頃。あの頃は良かった。 毎日が単純。学校行って、勉強して、青春ぽく悩んで、 でも、その悩みは今振り返ればカワイイ悩みで。 行き帰りに無駄な時間が過ぎていくことに悩み、 せっせと単語カードを見たり…

『ペンギンズ』を眺めながら 

朝から雨。二条城に行く予定だったが、さすがに止めた。 雨の中、つるべ落としの秋に、京都を歩き回るのはさすがに・・・。 掃除や洗濯だけで過ごす。娘は真面目に机に向かっているらしい。 なかなかピアノを弾こうとはせんが。 発表会があるのに、大丈夫なんか…

バリ絵巻ワヤン・ベベル「スタソーマ」

(写真は大きくなります) 大阪音楽大学博物館、約1年半ぶりの訪問である。 前回の記事はこちら→http://d.hatena.ne.jp/neimu/20100306 かねてより連絡を頂いていて、前もってチケット購入。 やはり音楽博物館は根強いファンが多いようで、 開場前に来たのに…

今週の外食

という本日の記載内容には実は問題がある。 ここに載せる写真は、翌日土曜日の昼食まで入っているから。 (ちなみに昨日の夕食は入っていない) とにかく、出張の水曜日のイタリアンランチ。 今日の晩、娘を連れて入った店。 どこからどう見てもバーだが、軽…

娘の誕生日から1ヶ月

何だか一日の記憶が余り無い。何をやっていたんだか。 どうも、ただただ流されていっているようで、 記憶がぼんやりしている。月末が近づいて来た、それだけ? 毎日真面目に日記を付けていないから、何をどうしたのか、 きちんと記録もなく、いい加減に終わ…

北杜夫逝く

今日はショックなことが二つあった。 一つは朝刊を開けた途端に飛びこんできた訃報記事、 北杜夫が84才でこの世を去ったことだ。 ご多分に漏れず、斎藤茂吉の息子。 兄貴の名エッセィストモタさんこと、斉藤茂太の弟。 躁鬱病で書けない時期もあったが、概ね…

『四季の野草手帖』

あちらこちらで秋を競うように美しい景色や花が披露されている。 そう、写真自慢腕自慢の渾身の一枚は、 自然の移ろいに疎い生活の私でさえ感動できる素晴らしい一枚。 なるほど、普段生活に取り紛れて顧みることのない自然の景色、 もしくは大切に育て上げ…

料理のつれづれに

土日、家で食事を作っていると随分食べ過ぎてしまう。 塩豚を使うと、様々な料理が出来る。 しかし、実家で過ごす休日の場合、老父のためにも、 そして余り歯が丈夫ではない自分自身のためにも、 圧力鍋に頼って勢い柔らかい料理を作りがち。 本当は、しっか…

カウボーイ&エイリアン

こんなにお金を掛けて何を作りたかったんだろう? 制作現場ではどんな企画会議やってたんだろう? 久しぶりに西部劇もやりたい。でも、ベタな西部劇では、 懐古調過ぎて若い客が集まらない、だからSFっぽくしよう。 じゃ、エイリアンvsプレデターみたいに対…

『はやぶさ』を見て

映画ハヤブサを見る。とりあえず、泣けた。 主人公を一人の学者が誕生するまでと重ね合わせて、 人間の方は成長期、ハヤブサの方は出発とその帰還を軸に、 「研究の世界」を垣間見せる。 子どもにも分かり易いように、人間の主人公を女性に、 そして、アニメ…

娘に伝えるものは? 

懐かしい料理 サツマイモのレモン煮を久しぶりに見た。 そう、サツマイモの美味しい季節となった。いつも覗く大好きなブログの一つ、 お料理の参考にしている(といってもそう真似はできない) 「ばーさんがじーさんに作る食卓」で懐かしい記事を見た。 向田…

娘は修学旅行へ

最近の小学校の修学旅行はどこへ行くのだろう。 住んでいる場所で異なるとはいえ、何が目的なのだろう。 京都や奈良が観光地だというが、関西では修学旅行の目的地ではない。 昔のように旅行そのものが贅沢であったり、珍しくない昨今、 宿泊訓練の域を出て…

児童文学を勉強する

車で行けば1時間ぐらいで行けるというが、私の運転では覚束ない。 それどころか知らない道を、それも高速道路を走るのが怖い。 そういうわけで、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ出かけると、 優に2時間を超える大旅行になる、大阪中央図書館。 ここに来るまでに体力…

秋の電脳玉手箱の前で

それはそれ、間遠になるもの。 ふと、そんな声が響く。 それはそれ、そのようなものと。 日記というものは個人の記録なので、興味関心を引くのは その人の心や生活の振幅の広さだと言える。 話題性? 記事の内容がずっと同じもので、 それが自分のツボにはま…

戯れ言戯れ言

あっという間に神無月も月半ばとなる。早いものだ。 読書の秋だというのに積ん読書ばかりが増えていく。 娘に洗脳された頭には、漫画ばかりが心地よい。いや、逆か。 私の血が流れているから漫画の方が好きに決まっているか。 ということで、アマゾンで取り…

洗濯物を干しながら 

関東では30度を超した地域もあった、この神無月半ば。 あり得ない蒸し暑さ。 4回も洗濯機を回し、掃除洗濯に明け暮れる。 何しろ、雨が続いたのと先週連休最終日、 ダウンして掃除が出来なかったのと、 洗濯物が雨で乾かず昨日も濡れて帰り、 思いのほか溜ま…

サイエンスカフェと観劇

雨。家人の診察待ちで大学病院横の喫茶店のモーニング。 車を飛ばして石橋へ。 マチカネワニのいる所、何故か来る時天気が悪いことが多い。 私は晴れ女の筈なのに。 雰囲気は悪くはないが、年齢制限無く、 小学校低学年の子どももいるとなると、 サイエンス…

真夜中目が醒めて眠れず

実は今は厳密に言うと15日の丑三つ時を過ぎた頃だ。 台風時には殆ど降らなかった大雨が大風と共に降っている。 おまけに雷まで。 どう考えても、9月に二回やって来た台風とは比べものにならない降雨量。 本来雨の少ないこの地域では集中豪雨としか言いようが…

さよなら「もこもこもこ」

ふと気付くと、彼の訃報から1週間経っていたのだった。 (お亡くなりになったのは、3日。享年88才) 仕事の合間、明日一日乗り越えれば週末だ、などと思っていた、 そんな心の隙間。先週の新聞の整理をしながら、 ああ、そうだった、そうなのだったのだと。 …

芭蕉忌といえど

「芭蕉忌といえど何やら暖かき」。 本来ならば、芭蕉忌だという本日。 しかしそれは、旧暦の10月12日。実際には今年の何日になるのかな。 だから、本来はもっと寒かったはず。 何しろ辞世の句が「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」なのだから。 大阪は俳聖芭蕉の…

猿の惑星 ジェネシス 

創世記。この言葉の響きに思春期は憧れたものだった。 自分の好きなロック・グループの一つが「ジェネシス」なので、 映画の題名で、それも「猿の惑星」シリーズの中で 余り同じ言葉で聞きたくないのだけれど、 そんな気持ちを家人が知るはずもなく、誘われ…

「装身具―装いの美」展

装身具- 日本・中国・朝鮮 よそおいの美 - (写真は大きくなります) 実は大山崎の中国茶会の翌日、 昨日の午後出掛けた久保惣美術館の記事。 本日、連休中張り切りすぎたかーちゃん、ダウンしとります。 昨日、大山崎で遊んだ分も取り戻そうと 朝もはよから…

2011 大山崎山荘 秋の中国茶会 その2

(写真は大きくなります) 本日は昨日の大山崎山荘美術館での中国茶会の続き。 何しろ5席用意されていた上に、それぞれ趣向も異なり、 長蛇の列で待ったこともあって、日長一日、 この地で過ごすことになってしまった。 昼食抜きで山荘を見上げる庭園へ降り…

2011 大山崎山荘 秋の中国茶会 その1

(写真は大きくなります) 再び京都大山崎の地を踏む。歌人が見つけてくれた催し、 中国茶の茶会だという。大山崎秋茶会のこの秋のテーマは「一年好景」。 あの暑い夏の日が嘘のように、爽やかな風の吹き抜けるこの日。 先着にはお土産もあるという、わずか1…

スペイン風の居酒屋で

久しぶりに出張後の夕食。家人とまちあわせて、 家人が見つけたという、二人とも初めての店。 まあまあであるが、どうも人手が足りないようで、 どんどん混んできて全く料理がやって来ない。 何とも勿体ない店。せっかく賑わっているからには、 評判は宜しい…

被災地に飛ぶ老父

老父にとっては切実な問題。故郷とどのように距離をとるか。 60年ほど前に離れた、それも「すんぴたのばっち(末っ子の末っ子)」。 田畑を分けて貰えない大勢きょうだいの中でも最も末っ子。 長姉は生まれた時に末に嫁いでいて、甥っ子の方が年長者。 そん…

ジョブズ氏って誰?

アップルコンピューターのユーザーでもなく、 パソコンオタクでもない、単なる端末機の使用者である人間、 そんな私にとっては、大騒ぎしているニュースがわからない。 ショックを受けている人もいるらしいが、それはおそらく、 私が大学生の頃、ビートルズ…

金木犀薫る

カレンダーを知っているように、神無月になると咲く金木犀。 朝早く、職場の金木犀の香りに迎えられほっとする。 仕事を終え、帰宅する門の横、金木犀は香り立つ。 風向きなのか、天候なのか、はたまた気温か、 何のことはない、自分の体調もしくは鼻の具合…

再び連休を待つ月曜

なかなか時間が過ぎ去っていくのが早いので、あっという間に月曜。 神無月も3日目となる週の初め。 昨年は出張を控えそれなりに張りのある月初めだったが、 その思い出の地、先祖のおわす土地、東北が震災に見舞われ、 はや半年以上が過ぎ去った。 仙台空港…

再び魚崎郷へ

(写真はクリックすると大きくなります) 久しぶりに蔵開き。スタンプラリーは2種類行われていて、 団体客が観光バスで乗り付け、エライ騒ぎになっていた。 だから、想定していたような素敵な景品はなくて、何だかがっかり。 でも、まあ、ここは気を取り直…