『ペンギンズ』を眺めながら
朝から雨。二条城に行く予定だったが、さすがに止めた。
雨の中、つるべ落としの秋に、京都を歩き回るのはさすがに・・・。
掃除や洗濯だけで過ごす。娘は真面目に机に向かっているらしい。
なかなかピアノを弾こうとはせんが。
発表会があるのに、大丈夫なんかね。
もっとも、親がやいやい言えば反抗的になるだけだし。
・・・昨日の間に出かけておいて良かった。
雨は午後になるにつれて、だんだんひどくなる。
神無月最後の日曜日は外出叶わず、ずっと家にいることに。
もっとも雨が降ろうが、家人宅には撮りためた映像があって、
いつも楽しみにしているのは日曜の朝、録画しているNHK教育TV
『ペンギンズ』(正しくはザ・ペンギンズ フロム マダガスカル)
まだ娘が幼少時、アニメ映画『マダガスカル』のスピンオフ、
今ではこちらの方が有名になってしまったペンギンたち。
ペンギンを主人公にしたアニメはあることはあるが、
あんな歌やダンスを中心にしたものよりも、
ブラックユーモアが効いていて、「山椒は小粒でぴりりと辛い」味わい。
ほのぼのとどぎついのほどよいミックスが快感の『ペンギンズ』が、
最近のブーム。家人や家族との間ではこれが一番盛り上がる。
娘と二人だけで見るアニメは、『夏目友人帳』や『ぬらりひょんの孫』、
私は自分だけで見るアニメなんぞ、最近のマイブームの中には無いので、
どちらかにお付き合いすることになっている。
特にペンギンズの吹き替え、たまに聞くオリジナルの英語版、
今の台詞、本当は何て言っているんだろう?は、録画だと、
何度も聞けるから楽しい。
『ペンギンズ』のHPはこちら→http://www9.nhk.or.jp/anime/the_penguins/
もしくはこちらでも→http://www.nickjapan.com/character/penguins/
むろん子供にも受けるとは思うが、なかなか大人のファンもいるに違いない。
(と踏んでいる私たち夫婦は脳天気なのか)
動物の習性もさながら、人間社会の縮図のような動物たちの関係、
力関係もさることながら、猿知恵の面白さ、アメリカ的な発想、
宅配ピザや中国料理にこだわっている辺り、下水道の迷路、
お国柄が出る面白さに、頭を空っぽにして笑うことが出来る。
日曜。どこにも出かけず片付けものや料理で一日が終わる。
一日が過ぎていく。かーちゃんは、一日三食作るとなると、
何だかずっと台所にいるような気がしてならない。
食べて片付け食べて片付けの繰り返しの居間の光景が、エンドレス。
平和であって平和でない、だるい、けだるい出かけない休日。
仕事上見なければならないDVDなどもあるのだが、
何日あっても見る気になれない。
・・・まあ、内容が内容なので致し方ないと言えばそうだが。
雨で振り込められてしまったのは、一日遊んだから、
もう一日は大人しく家にいろという神の思し召しだろうとは思う。
されど、「読む」という楽しさを失いつつある生活では、
読書欲もめっきりがた落ちの秋。
本は、老眼鏡は書く妥協のお世話にならず、
そして電子図書など開くことなく、紙の手触り、
ページの匂いを嗅ぎながら、行きつ帰りつ戻りつつ、
同じ所を繰り返し読んだり、最後まで一気に言ったり、
解説から先に読んでみたりと、縦横無尽に読める、
紙の本で楽しみたい、古い人間の私。
神無月が過ぎていく。
神様には老眼など無いのだろうか。
不老不死とて、体調不良などあるはずもなく、
お年を召されても眼瞼屈強たおやかなるままに、
見目麗しくあらせられる日々なのだろうか。
ああ、よく見える目、良く嗅ぎ分けられる鼻、
しっかり咀嚼できる歯、良く聞き分けられる耳、
手足のすんなりと伸びて、バネの如く強靱な足でもって、
野山を駆け回りたいものよ。
そんな思いを知ることもなく雨、雨、雨。
雨に振り込められて、一日が終わっていく。
とーちゃん、10月も終わりになったよ。
次に会う時は11月だね。
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