Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

真夜中目が醒めて眠れず

実は今は厳密に言うと15日の丑三つ時を過ぎた頃だ。
台風時には殆ど降らなかった大雨が大風と共に降っている。
おまけに雷まで。
どう考えても、9月に二回やって来た台風とは比べものにならない降雨量。
本来雨の少ないこの地域では集中豪雨としか言いようがない。
帰宅途中ラジオから流れてきた徳島県への大雨警報。
堰止め湖の状態。梅干しと蜜柑を台無しにされたお隣の県、
和歌山を襲ったあの豪雨、あの台風を思い出す。
週末になると台風や大雨がやってくる、今年の秋。


仕事の往復に聞くラジオ。
突然「大阪からの・・・」と話題が途中で消える。
そう、地震速報や警報・注意報など突然のお知らせ。
津波の心配はありませんだの言われて、運転しながらどっきり。

ラジオの話題は北方領土絡み、例の国の話題を交えながら。
海洋資源、自然環境を破壊している某国の、
余りにもお粗末な産業、工場、周辺地域の自然破壊について。
プランクトンが増えない冷たい北の海に、加工した魚の内臓を捨てっぱなし。
どんよりと汚泥のようになった海を、どうするつもりなのか。
エコに配慮する神経なんぞあり得ない、利権にのみしがみつく某国。
これが北方領土の支配の在り方なのかと、聞いていてうんざりする。

誰がメドベージェフを不法入国させたのか?国賊たちの北方領土外交

誰がメドベージェフを不法入国させたのか?国賊たちの北方領土外交

ワールド・イズ・ブルー

ワールド・イズ・ブルー


そこで創られた魚製品は中国や北朝鮮に流れるらしい。
環境に配慮することなく生産されたものは、同等のモラルの国に?
そういう皮肉な思いを抱いてしまうくらい、
食に関するマナーの酷さ、昔の旅行の思い出が蘇る。
それにしても、国と国とでは政治問題になるとはいえ、
海で繋がる国の環境保全が図れないのは嘆かわしい。
影響はこちらもモロに被る。
激しい雨の音、嵐の音を聞きながらそんな夕方のニュースを思い出す。


海にいるのは、あれは人魚ではないのです。
海にいるのは、あれは汚物に成り下がってしまった魚のなれの果て。
国境を越えて汚染されていく様々なもの。
海にいるのは、自国の利益の陰で垂れ流しになった、
自然のなれの果て、そんなもの、ばかりなのかもしれないのです。


そして、そんな海の彼方に流されていってしまい、
戻ってこない命が沢山ある、探せない今もまた。
震災後の夜の海を想像しながら、(かつて私も子ども時代泳いだはずの)
雨の音が嵐になるのを聞いている、私。
また、あちらこちら崩れるのではないかと、この近畿でも、
大雨は油断禁物だと思いながら・・・。


海にいるのは、あれは人魚ではないのです。
海にいるのは、あれは故郷に戻ってこられなかった人の魂。
雨に打たれて波に洗われ、漂っている・・・。


雨の音を聞きながら、荒れた北の海、
自然破壊が進んでいるという北の湖の咆哮とも呻き声とも付かぬ、
声なき声を想像しながら夜が更けていく。

魚附林の地球環境学―親潮・オホーツク海を育むアムール川 (地球研叢書)

魚附林の地球環境学―親潮・オホーツク海を育むアムール川 (地球研叢書)

オホーツク100のフードサイエンス (オホーツク実学叢書)

オホーツク100のフードサイエンス (オホーツク実学叢書)