Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

サイエンスカフェと観劇

雨。家人の診察待ちで大学病院横の喫茶店のモーニング。
車を飛ばして石橋へ。
マチカネワニのいる所、何故か来る時天気が悪いことが多い。
私は晴れ女の筈なのに。



雰囲気は悪くはないが、年齢制限無く、
小学校低学年の子どももいるとなると、
サイエンスカフェの話の持って行きようはずいぶん難しい。
初めて待兼山でのサイエンスカフェ
家人は2回目。私は初めてだったので、ちょっと期待しすぎた?
次からは、子ども抜き企画に参加した方がいいか。


いや、元々目的は子どもも含めて幅広く興味を持って貰う、
サイエンスカフェ、そういう意図もあるわけで・・・。
コーヒー、お菓子を頂きながら寛いで、
専門的な話を少し聞けただけで贅沢な時間、
そうは思うのだが、今日の話題に関しては、
もう少し内容のハードルを上げて欲しかった。
講師の先生は、大学院生とはいえ薬剤師。
それなりの蘊蓄を、子どもに気を遣いながら話してくれている。
でも、まあ、もう少し小難しい話が聞きたかった。

若き薬剤師への道標

若き薬剤師への道標


本日のお話。
頼りになる薬剤師:『くすりのいろは』教えます!
コーディネーター:中村勇斗(薬学研究科)
薬剤師は病院・薬局だけでなく、学校薬剤師や環境衛生、
麻薬・覚醒剤取締りなど広範囲の領域で活動しる。
身近な「かかりつけ薬局」の利用法やセルフメディケーション
予防のノウハウを一緒に考えましょうという内容。



確かに薬剤師さん、環境衛生に来ていることは知っていても、
強く意識したことはなかった。
それどころか、麻薬・覚醒剤取り締まりは警察の仕事で
薬剤師を連想することはなかったなあ。
セルフメディケーション・・・。
はいはい、ちょっと落第生かも、その辺。
余分に頂いたお薬、というか、きちんと飲みきれずに余してしまう。
それでも直ってしまうんだからと・・・。
抗生物質はこれをすると駄目なんだってわかっているけれど。


確かに薬の「いろは」の話題だったけれど、
彼の熱意、説明の中で工夫して伝えようとしたことはわかった。
・・・そういえば、昔、病院薬局の前でチラシを眺めていただけで、
親切に声を掛けてきてくれた薬剤師さんがいたっけ・・・。
ガンの鎮痛に関しては主治医とよく相談しろと。
いや、その時は別の病気で悩んでいたのだが。

麻薬取締官 (集英社新書)

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とにかく、夜の予定は娘と合流。
知人の出ている劇を見る予定。
しかし、空模様はひたすら怪しい・・・。


夜。1年に2回の楽しみ。知人が出演するアマチュア劇団の公演。
雨の中、駅で待ち合わせをしてみれば傘を忘れてきたという娘。
小雨なれど嫌な予感。コンビニでビニール傘を買ってやる。
が、舞台が終わって帰ろうとすると、傘立てから傘は消えていた。
そう、私の古い傘だけ残り、娘のまっさらの傘だけ。


劇場が新しい傘を買ってくれて、駅まで戻った。
土砂降りだったので助かった。
観劇の楽しさはこの一件でちょっと薄れたが、
とにもかくにも10年(以上の)役者達の変遷を思うと、
あれこれと思い巡らすことがあって、感無量。
私が老けたように、みんなも・・・。


そして、娘と共にあれこれと論じながら帰る楽しさ。
(恐ろしいことに、「私が気付いただけでも3カ所は噛んでたよね」
なんてチェックをしているのだ)
歌にダンスに笑いあり。
心晴れ晴れ、観た後すっきり。その舞台に、毎回癒される。
「後から来た者が先になる」世界を実感する。
そんな一日の終わり。


病院前喫茶店→昼食喫茶店待兼山サイエンスカフェ天王寺
娘と合流→一心寺シアター→帰宅
大阪の南部から北部へ、再び南部へと車と電車を乗り継ぎ、
お疲れ様の移動日。食事を挟んで講演と観劇の一日。
薬剤師さんと役者さんに会った一日。

(064)劇 (百年文庫)

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別役実の演劇教室 舞台を遊ぶ

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