Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

「装身具―装いの美」展

装身具- 日本・中国・朝鮮 よそおいの美 -


  


(写真は大きくなります)
実は大山崎中国茶会の翌日、
昨日の午後出掛けた久保惣美術館の記事。
本日、連休中張り切りすぎたかーちゃん、ダウンしとります。


昨日、大山崎で遊んだ分も取り戻そうと
朝もはよから平日遣り残した家事をせっせと片付け、
くたくたになりながらも、この時期を逃すと・・・と思い、
家族で出向いた大好きな場所、久保惣美術館。
初めてここでお茶を頂いた。セルフサービス。
丁度着いたのがティータイムだったこともあり、
一服してから展示品を見ることに。
みなさま、ここは安くて落ち着けて、お値打ちです。


  
  


照明も、椅子も、雰囲気といい座り午後地といい申し分ない。
窓の外には秋の景色。あちらこちらのブログで覚えたシュウメイギクが。


  
  


そして、展示会場の本館途中にあるコンサートホールの入り口。
何ともかわいらしい彫刻がお客様を出迎える。
更に、展示を見て疲れたらゆったりと寛げるスペース。
ここは本当に展示内容といい、雰囲気といい大好きな場所。


  
  


柔らかな秋の日の午後の風に疲れた体も少しほぐれて、
おりしも学芸員さんが案内するお客様も見えられたようで、
そっと後ろに付きながら、その説明を盗み聞きするのも楽しい。
特別展示は点数は少ないとはいえ、じっくり観ると結構時間が掛かる。
常設展は何度も見ているので、今日は勿論特別展重視。


  
  


装身具がまとめられて展示。中国古代のもの、朝鮮王朝のもの、
そして日本の古代から江戸時代のもの。点数は決して多くはないが、
その細工の細かさ、美しさ、華やかさ、大胆さに驚かされる。
貝・骨・金属・ガラス・石、様々なものを組み合わせて作られた装身具。


    
  


殆どは女性が身につけたものだが、衣冠束帯の帯や
朝鮮王朝で被られていた馬の毛で編んだ帽子、
それらは男性が身につけたもの。



簪(かんざし)に笄(こうがい)、豊かな黒髪をあでやかに結い上げ、
華やかに飾った髪留めたち。
気質(かたぎ)の女性が身につけたもの、
未婚の女性が着飾っただろう花かんざし、
先っちょに耳かきが付いているのが面白い玉簪、
金銀の蒔絵が施された櫛、
鼈甲(べっこう)の黒い部分を髪に隠れる部分に合わせて、
黄色い飴色の部分が見えるようにと工夫して作られた
笄や櫛のセットを見ていると、
その粋な計らい、計算されたデザインの機微に唸らされる。


腕輪ではな釧(くしろ)と称される装身具は、
南海から運ばれて来た貴重な貝。又は、その貝を模して作られたもの。
耳輪、耳飾り、その重さ、大きさから見て、
どう考えても装着した様子が想像し難い品々。
朝鮮王朝を舞台に繰り広げられる最近のドラマで必ず目にする女性の簪、
その実物が何点か展示されていた。
このような贅沢品は庶民に許されるはずもなく、結婚式の装いだけが例外だったとか。



秋の日は釣瓶落としだんじりの祭囃子を遠くに聞きながら、
美術館横のコンビニで懐かしい飲み物発見。
再発売された「はちみつレモン」と「はちみつレモンサイダー」。
サイダーを買って、久しぶりに味わう。こんなにあっさりしていたっけ。
最近そんなに濃い味ばかり食べているのからん。


慌てて帰宅し作った夕食は「辛い」と不評。
昨日の冬瓜クリームシチューは娘向けの味付けなので、
今日はゴーヤとセロリとこんにゃくの甘辛炒め、大根の漬物、
青唐辛子と馬鈴薯と豚肉の炒め物、お刺身だったのだが、
全てお酒のおつまみ風おかずで、娘には冷たい目を向けられてしまった。
ひじきとホタテ飯だから許してね。


毎日取れていたゴーヤも、そろそろ終わりが近づいてきた。
しし唐も娘の苦手とする大人の味覚。
ちょっと彼女が苦手な味付けが多かったかな。
そんなどたばたの昨日を過ごして、実は今日は旧体育の日。
ダウンしていたかーちゃんでした。

朝鮮王朝の衣装と装身具

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謎解き アクセサリーが消えた日本史 (光文社新書)

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