大阪市立科学館に行った
台風が近づいているというので、「涼」を期待していたが、
残念ながら…。腕時計の跡が焼け付く炎暑である。
気持ちだけでもと、仕事帰りの家人と待ち合わせ、
大阪市立科学館（http://www.sci-museum.jp/server_sci/top/top.php）で
親子3人、18時からのプラネタリウム。
フランス製シートに深々と沈み込めば、
世界で5番目の大きさを誇る大画面が
心地よく眠りの世界に導いてくれる。おっとっと。寝てはいかん。
大阪の夜景の明かりを消すと、
本当はどれだけの星が見えるか再現してくれる。
市立科学館と国立国際美術館（http://www.nmao.go.jp/）のある
現在の中の島は、かつて大阪大学の医学部と大学病院だった。
今では地下に素敵なフランス料理店を持つおしゃれな美術館は、
外の暑さを感じさせない静けさに満ちていた。
反対にお隣の科学館の賑わいは尋常ではない。
そう、夏休みで、親子連れが一杯。無論、娘も夢中。
プラネタリウムやオムニマックスはチケットが売り切れで、
土日など利用できるはずも無い。
それで、夕涼みがてら高層ビルの谷間での、流れ星観察。
夕焼けを3人で眺めながら、肥後橋から淀屋橋まで川沿いを
彫刻を眺めながら、北浜までは涼しい地下道を歩く。
非日常的な過ごし方、両親の職場、３人で作る思い出の場所、
ちょっといつもと違うお食事、そういうものにこだわる私。
星は回っている。時間は流れている。
でも、「この時」は「今」だけ。
家族で過ごす、ほんの短い夕方のひと時。
娘よ、今の私の年になっても忘れずにいてくれるか？
飛び石のOFF 父親の元気な姿を見せたい私。
本当は一番思い出に浸りたいのは、私。
