Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

星空コンサート断念

雨が二日降り続いている。寒い。頭が痛い。暑い。
暑い? 寒くて暑いというのはヤバイ。
完全に風邪を引き込んでいた。
咳コンコンのお客さんはインフルエンザでも引いていたのか?
それでなくても世間様はとうとうパンデミックか?!の
豚インフルエンザのニュースでにぎわっているのに、
(まあ、こちらはただの風邪をこじらせただけだろうが)
久しぶりにダウンした。余りにも情けない。


休日出勤とはいえ、ちゃんと月曜は代休だ。
少々仕事が忙しかったとはいえ、無事に何とか総括もこなした。
割り振りができない分、一人でしなければならないことが多いが、
去年のように無理難題横槍を投げつけてきて、
会議を紛糾混乱破壊するようなクラッシャーもいない。
今年は順調な滑り出しだと思って、さくさく仕事をしていたのに。
なのに、一番ヘロヘロなのは自分の体調か!?
昔から言われている。自分の誕生月は気をつけろと。


気を付けてきたつもりだった。何しろ去年のことがある。
クラッシャーとの戦いに疲れ果て、新年度早々体調急降下、
憩室炎再発、急性腹症で入院の苦い思い出。
まさか、体調不良が足に来るとはって感じの「歩けない」状態。
左足半身が引き裂かれて行くような感覚。
腰や足の痛みに気を取られ過ぎて、気が付いたときには痛みは体の中心部。
あの苦い想い出が蘇る。


今年は風邪ですか? それも春になってからインフルエンザか?と思うくらい、
体の節々が痛い。そんなに高熱でもないのに。
いやいや、待てよ。ただでさえ低体温なんだ。(平熱35度台)
老人のインフルエンザは高熱が出ないんだよね。
熱が出るほどの体力もなくしている場合が多いんだよね。
ああ、嫌なことばかり連想する。
それにしてもよく降る雨。
本当ならば昨日が星空コンサートだったのに、
この分なら今日は中止になるかも。
よしんばよし、コンサートが敢行されてもこの体調では無理。


去年の星空コンサートの記事はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20080426
この時はしんどいなあ疲れたなあと思いながらも、
のんびりコンサートを聴いていた私。
まさか入院する所まで来ていたとは思わずに。

朝比奈隆のチャイコフスキー チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」 [DVD]

朝比奈隆のチャイコフスキー チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」 [DVD]


去年はさすがに日が落ちると寒かったので、今年はひざ掛け毛布や
薄手のコートも用意して、四国物産展で美味しいものを仕入れてから、
コンサートに出向こうと準備していたのに、それも叶わない。
頭も上がらないという熱は情けないことに高熱ではなくて、37度前後。
なのに、身体は節々の痛みこの上なく、動けない。
くぅー・・・、この冬も予防注射が効いていたのか何なのか、
風邪を引いてもこじらせることも無く、倦怠感程度で乗り切って、
何とか春を迎えたわーと思っていたのに。
結局、連休前にまたダウンするのか!? いやいや、
去年と同じ様にダウンするのは嫌だー。


・・・おなかの調子は大丈夫だよね。
この発熱は、微熱は純然たる風邪で、臓器の炎症じゃないよね。
医者に行けよと心の中で誰かが叫ぶ。
こういうときに限って土日休日なんだから、仕方ないでしょと
心の中で誰かが言い返す。はぁー・・・。
高熱が出るほどの体力が無いまま、鼻水ずるずる咳は無し。
体中が痛い。一気に汗をかいてしまえば軽快するだろうに・・・。


横になってダウンしたまま、天皇皇后陛下の50年を記念した特別番組を見る。
結婚50年・・・。いいなあ、そんなに一緒にいる時間があって。
それはそれ、普通の夫婦のような楽しみや喜びとは比較にならない毎日、
公務に追われて責任重大。何をしてもしなくても注目される日々。
民間、庶民から嫁いだと皇族からのバッシングを受けながらも、
夫たる天皇陛下を支えながら重責に耐えて年月を共にした
美智子様の著書『橋をかける』は、読書好きの人間にとっては
深く共感させられることが多い名著だ。

橋をかける―子供時代の読書の思い出

橋をかける―子供時代の読書の思い出

橋をかける (文春文庫)

橋をかける (文春文庫)

自分が読むだけの人間ではなく、読んで聞かせる側、
親になってから再び読むと、更に感慨深いものがある。
音楽もそれと同じで、昔何気なく聞いていたものが、
今この年齢になって改めて聞くと、ああそうだったのかと思い至り、
合点がいき、納得したり、意外に思ったりと発見は尽きない。
文学も音楽も、何時如何なる時をもってしても、
全く同じ顔で相対することができない生き物で、
そう感じられることは自分自身が変化していることの証でもある。


親子で楽しく気軽にコンサートを楽しめる。
その機会として星空コンサート楽しみにしていたのに。
さすがにこの雨では中止かもしれない。敢行したとしても、
去年と同じ人では望むべくも無く、私は到底行けない。
私が寝込んでいるので家族も出かけないし、
何よりも雨と寒さで風邪を引き込んでしまいそうだから、
お出かけは中止となった。やむを得ず。


ちなみに今年の曲目は次の様な予定だった。
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
J.シュトラウス?世/ワルツ「春の声」
ベートーヴェン交響曲 第6番「田園」より 第1楽章
ラロ/スペイン交響曲 より 第5楽章♪
コープランド/「アメリカの古い歌」より“ささやかな贈り物”
スーザ/行進曲「ワシントン・ポスト
R.ロジャース/「サウンド・オブ・ミュージック」より
チャイコフスキー/序曲「1812年」


大阪フィルのブログ http://osakaphil1947.blogspot.com/
これを読むと、やっぱり敢行したんだ・・・。
天気が良くても、私が聞きにいけたかどうかは問題だけれど、
今年は残念だったなあ。早く風邪治さなくては。
新年度の仕事が一段落したと思ったら、こんな風にがっくり来るとは。
そりゃ、気ぜわしく動いていたけれど、
去年よりもはるかに精神的に余裕があったはずなのに。
伏兵・・・年々落ちている体力。


足から弱っているのは確か。職場内の活動場所が2階と4階の往復。
それだけで息が切れます。行ったり来たりで体力使って、
消耗と言うのは余りにも情けない話。
去年は主に2階のみで楽をし過ぎたか。それにしても・・・。
星空コンサート、残念。今の自分の体調も天気と連動している。
ブログには言葉を綴れるものの現在は、
「喉切って声失ひぬ春の雨/石田波郷」って感じ。
喉が痛くて声が出ません・・・。咳はそれほどでもないけれど。


穀雨も過ぎて、夏も近いと思っていたのに油断でした。
重ね着しても寒い。ああ、どうしよう。
さて、再度横になることにしましょう。
寝るっきゃない。お休みなさい。

風邪の話―たかが風邪、されど風邪、風邪対策の知恵とヒント

風邪の話―たかが風邪、されど風邪、風邪対策の知恵とヒント

風邪はひかぬにこしたことはない (ちくま文庫)

風邪はひかぬにこしたことはない (ちくま文庫)

整体法―風邪をひけ!熱をだせ!

整体法―風邪をひけ!熱をだせ!