Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

エコトレインに乗った日

職場の午前中。来週の準備もそこそこに、じたばたじたばた。
急いでホームセンターに寄って、瓶を買って帰り、
先日道の駅で買っておいた梅とホワイトリカー、氷砂糖。
さくさく放り込んで日付を付けて、今年の梅酒の仕込みは終わり。


歯科の予約電話。明日の訪問予定の電話。老母の服薬確認。
大学時代の友人から、1ヶ月遅れのバースディプレゼント届く。
じたばたしている割に、やっぱり中身をのぞいてみる。
リゾートに似合う花柄のバッグ。ふくろう(不苦労)のお守り。
かわいい柄の木綿の手ぬぐい。友よ、いつもありがとう。


とるものもとりあえず、駅へ向かって午後の出張。
!? 乗換駅でパニック。スルットkansaiがない! キーケースも!
もしかすると、最初の駅で? 問い合わせると届いているとのこと。
ラッキーでした。急いで取って返し、受け取りサイン。
細々としたものも無くなっておらず、幸運としか言いようが無い。
神様のお恵みに感謝。


しかし、1時間のロス。出張先には遅刻。
幸いなことに、研修後半の講義に間に合う。
朝からのスケジュールに追われて、居眠りこっくり階段教室、
大会議場の上から転がり落ちなくて、よかったよかった。
でも、この内容の講義のために大々的な召集が掛かるのか・・・。
どこかに知り合いがいるのかもしれないが、あっという間に散る集団。


娘との待ち合わせまで1時間弱。この駅の近くに知人の働く店。
一度どうぞと言われていたので、様子を見に。
頑張っているなあ、見違えるよう。
かけ付け一杯のビールと初夏の味はもと酢味噌で一服。 
1日が終わる? いえいえ、我が家の週末、合流日はこれから。

失敗のメカニズム  忘れ物から巨大事故まで (角川ソフィア文庫)

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言い訳ポケットブック

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待ち合わせの駅に来ると、しばらくして元気な娘のリュック姿。
「女性専用車に乗ってきたんだよ」うん、君も乗る資格があるよね。
通勤時間帯、あれは便利なのか、それとも・・・。
一部の路線でのみ運用されている女性専用車。
逆差別だという声も聞かれんではないが、現実問題、
薄着の季節になるこれからこそ、必要かもしれないね。


再び、家人と待ち合わせの駅へ。今日は即合流。時間の無駄が無い。
今週末、合流家族の楽しみにしている店は、中華お粥の店。
家人がネットで探したというのだが、確かにこの狭さでは、
見過ごしてしまいそうな小さな庶民的なお店。
家人は豚肉とぴーたん粥、私は海鮮粥、トッピング香草は大盛りで。
娘は鳥団子粥と大好きな小龍包。そして、焼饅頭。


中国の屋台を思わせるような、小さな店。奥まった店の、
更に奥まった席で、熱々のお粥をすする私たち。
隣ではビジネス街のキャリアウーマンといった風情の、
女性が二人、バリバリ飲んでバリバリ食べて、
お粥なんてトンでもないって感じ。
「焼き串に大根餅!」を追加している。


この店の名は「幸福飯店」、なんてストレートな店名。
針金ハンガーに上着をかけ、がたがたする様な椅子に腰掛け、
狭い座席で、3人肩を寄せ合いお粥を食べる。
色んなメニューを見ながら、次に来る時は何を食べよう。
お粥の種類を全制覇、その他のメニューも品定め。
お安いお得感が、ついつい家族の食欲を煽る。
でもそこは、セーブして切り上げ、お隣の店へ。
目的のお粥のお店に来るまでに見つけた、そこは・・・。


娘が「かわいい!」と気に入ったベジタブルなお店。
実はサラヤ直営の健康レストラン「キレイ・ヘルシー SOUPとCURRYのお店、
『Vegeble kitchen』だった。という訳で、食後のお茶とデザート。
女性が一人も大丈夫な、ちょっとしたカクテルも楽しめる。
衛生面への気配りはもちろん、健康に気をつけたお砂糖。
企業色をさりげなく出しながらもお洒落なお店でくつろぐ。


家路を急ぐ私達が偶然乗った電車は、憧れのエコトレイン。
未来のゆめ・まち号。見た事はあっても乗ったのは初めて。
HPはこちらへ。http://rail.hankyu.co.jp/ecotrain/
電車は弱冷車。体に優しい、エネルギーにも優しい。
車内は緑を基調に目に優しい雰囲気。
というのも、吊り広告・ポスターが全てがエコを説明する内容。
啓蒙と薀蓄に溢れ、少々アカデミックなCMに溢れている。


度の電車もこういう風にするわけにはいかないのだろうか。
学生が乗るというのに、どぎつい内容の見出しに溢れる吊り広告、
読んでいて楽しいというよりも、うんざりさせられるような内容。
品性を疑うような内容と向かい合いながら、満員電車に揺られる。
私ならそれは遠慮したい。デパート広告ならいざ知らず、
セクハラまがいの内容ではないだろうかと思う広告も珍しくない。
通勤でこんなものばかり見て平気というサラリーマンは、
人権上、刷り込まれた差別意識に無関心なのではと思えるくらい。


とにもかくにもエコトレインに初乗車。夜8時半。
休日に向けて買い物をして、親子3人で歩く道に小雨がぱらぱら。
どうやら土日のお天気は今一つらしい。
でも、楽しい予定に溢れている5月最後の休日を控え、
買い物袋をぶら下げていても、家路を辿る足取りは軽い。
小さなハプニングに見舞われながらも、無事に合流。
久々に週末の家人宅に向かう私たちの心は明るい。

目からウロコなエコの授業

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