虫歯予防デー?
実は昨日が6月4日、虫の日、虫歯予防デーだと思っていた。
長年すり込まれているので、この日付・曜日を見ると、
「虫歯の日」「虫歯予防デー」だと、条件反射。
それにしても、それ以外の記念日にはなっていないわけ?
と思っていたら、現在は虫歯予防デーという言い方はしない。
厳密に言うと、「歯の衛生週間」 現在は4日〜10日となっている。
えええ? では、いつまで経っても自分の頭の中は古い記念日のままだったわけ?
ちょっと待て、随分昔からすり込まれた記憶って、虫歯予防デーだったのはいつの話?
調べてみると、1928年から1938年まで日本歯科医師会が、
「六(む)四(し)」に因んで6月4日に「虫歯予防デー」を実施ですと?
これを復活させる形で1949年に「口腔衛生週間」が制定され、
1952年に「口腔衛生強調運動」、1956年に再度「口腔衛生週間」に名称を変更し、
1958年から現在の「歯の衛生週間」・・・。
ちょっと待て。ということは、私が生まれる前に既に、歯の衛生週間。
なのに、私の頭の中ではずっと「虫歯予防デー」だったのは、何故?
歯科疾患の予防などを啓発する意味で、歯の衛生週間。
それをバックアップしているのは、次の
•厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp
•文部科学省 http://www.mext.go.jp
•日本歯科医師会 http://www.jda.or.jp
半世紀以上、公的には虫歯予防デーというのはなかったのか?
いや、そんなはずは・・・。
日本記念日協会は虫歯予防の大切さを訴える日として、
この日を「虫歯予防デー」として制定、ですと?
つまり公的機関ではなくて、民間が定めている記念日ってこと?
思い込みって恐ろしい。歯の衛生週間という単語というか語句は、
頭の中に全然残っていなくて、6月4日は虫歯予防デー、
そればかりがしっかりとインプットされていたとは。
それはともかく、虫歯よりも歯周病が怖いお年頃の私。
矯正もした、歯科大にも通った、歯の治療もした、
でも、ちっとも満足できる歯や口の中ではない。
きっと磨き方もどこか下手なのだろう。
どういうわけか根本的に歯が弱く、歯並びも今一つ。
治療を重ねても重ねても、いたちごっこ、モグラ叩き。
おまけに過去の歯科医師の治療のまずさ(それ以外何物でもない)。
歯並びのために犬歯を中心に抜歯され、削らなくてもいい歯に、
大量のアマルガムインレー。かぶせ、差し歯、義歯のオンパレード。
口の中を決して疎かにしてきたわけではない。
一貫性のない行き当たりばったりの、応急処置、
対処療法的な治療の積み重ねが、脆い砂の城のような口内環境に。
虫歯予防デーも大切だけれど、長期的展望が必要だよね、
健康教育っていうのは、今さえ良ければいいじゃなくて、
将来どうなるのかシミュレーションしてくれなくちゃね。
虫歯は削る、(今では必要以上削らず、薬を塗布、様子を見る)
それは昔の治療法。黒ずんだら即がりがり削られて、あれは何だったんだ。
集団検診で虫歯ですと言われ、歯科医に通い、手入れではなくて、
今の概念からしたら、縒り深く歯に傷を付けていただけでは・・・。
それにしても、磨かなくても虫歯にならないという人も居るらしく、
信じがたいけれど、羨ましくてならない。
ちなみに私の噛む強さは平均年齢以上のものらしいが、
食い縛らなくてもいい時に食い縛っていることがわかり、
何もかも仕事のストレスから悪化している歯の状態にうんざりしながら、
6月4日、虫歯予防デーと意識する度に、
「歯が弱い」自慢できる口内環境ではないことに、
妙に劣等感を抱きながら過ごす記念日となっている。
衛生週間としても、何だか毎日攻められ続けているような気がしてしまう、
というのは僻み根性極まれりかもしれないが、
毎日通年意識しなければならないことを、今日だけでは駄目。
1週間だけでも駄目。わかっていても、何がショックって、
虫歯予防デーなるものが、公にはなかったってこと。
やれやれ。
その代わり、面白いページも見つけたから
まあ、いいか。
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