Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

大阪城 星空コンサート2012

(物凄く遅れて日記をアップしています。やっと指が動くようになってきて、
 嬉しいかな・・・。その分仕事がお留守になっているような・・・)

引き続いて一昨日、6月2日土曜日の夕方の記録。
大阪フィルの星空コンサートは今年で7回目だそう。
娘が小学校一年の時から始まった計算。
つまり、家人が仕事で大阪に戻ってきて以来ということに。
そして、家族でこれを聞きに来るのは何回目かなあ。
4回目? いずれにしても夜にコンサートを聴く。
それも自由にのびのびと、飲み食いOK.
こんなコンサート滅多にありません。
いつもは4月なので肌寒いのが難点。
今年は梅雨前で頃合いもよく、皆さん盛大に盛り上がって、
できあがっているようで・・・。



何しろ食い倒れの町、大阪。天下の台所、大阪。
鞄の中から食べ物が出てくる大阪。
太閤さんのお膝元であろうが、クラシック鑑賞だろうが、
ブルーシートで陣地取りされた色とりどりの場所では、
昼間からリハーサルも含めて、中高生のブラバン演奏も聴いてと、
一日中芝生で陣取っている方々も多いわけで・・・。



アルコールもお菓子もおにぎりも何もかも揃えて、準備万端、
半ば寝っ転がって、夕暮れ時に備えるわけで。
我々も缶ビールやジュース、今朝方中央卸売市場で仕込んできた、
お酒のおつまみやお菓子の類を並べて、腹ごしらえ。
とにかく長い長い一日。
大人の遠足三昧プラス勉強会。
時間を無駄にせず有意義に過ごした1日の締めくくりは、
大植英次さん指揮する大阪フィルで、どーんと。



本日予定されていた曲目は以下の通り。
コープランド/市民のためのファンファーレ
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ポール・サイモン/明日に架ける橋
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調より 第1楽章
シベリウス交響詩フィンランディア
ムソルグスキーラヴェル編曲)/組曲展覧会の絵」より “古い城”
チャイコフスキー/序曲「1812年」
ヴァイオンリン独 奏:桑原陽太



若干11歳の桑原陽太君の演奏も実に見事。
毎年若手を発掘、広く紹介する場にもなっている、
このコンサートのゲスト演奏者。将来が楽しみになる。
ファンを増やすいいアイディアだといつも感心する。
そして、世情似合わせて曲選びも苦心されているようで、
昨年は東北の大震災や選挙戦に合わせて、色んな配慮や工夫。
今年は・・・。



文化音痴とでもいうべき、予算予算と声高に叫ぶ、
理解や配慮、そういうものを全く感じさせない政治家に向かって、
こちらから歩み寄ろうという精神を示したのか、
『明日にかける橋』という選曲が、哀しくも笑わせた。
創ることよりも潰すこと、偉大なるアジテーターにしか過ぎない人に、
歩み寄っても無駄だと思うけれど・・・。
本当に
And friends just can't be found
Like a bridge over troubled water
の世界。


明日に架ける橋(40周年記念盤)(DVD付)

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昨年自粛気味だった演出を今年は復活。コスプレも大砲もありで、
賑やかにアンコールで締めくくり。
大阪フィルの公式ブログはこちらをどうぞ。
http://osakaphil1947.blog66.fc2.com/blog-entry-434.html


私たちにとっても長い長い1日でした。
そして家族にとっては、3人揃って大阪を堪能した1日。
もう間近に家族がバラバラ(週末だけでも共に過ごせていたのに)
そんな日が近付いているとも知らず、楽しんだ1日でした。

指揮者・大植英次―バイロイト、ミネソタ、ハノーファー、大阪 四つの奇蹟

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音楽の友 2009年 06月号 [雑誌]

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