モーツァルトの夕べ
私はモーツァルトを余り知らないけれど、
いつのまにか、お母さんがチケットを買っていたの。
お父さんは、モーツァルトばかりの演奏会は嫌だって
「ユナイテッド93」を観に行く事にしたの。
で、結局お母さんが研修だから夕方音楽会の時間まで
ビジネスパークとかいう所で「僕らの昆虫教室」を見たの。
そうそう、その前に梅田で赤い観覧車にも乗ったわ。
お昼はバイキングを食べたの。とっても美味しかった。
お母さんは 開演ぎりぎりにいずみホールにやって来て、
それからお父さんとバイバイして、初めてのコンサートに行ったの。
大きなオルガンはパイプオルガンだってすぐにわかった。
近くの大学のチャペルにもあるから、クリスマスの時に聞いた事があるもの。
でね、前から3列目でとってもよく見えるってお母さんは喜んでいた。
でも、私は途中でちょっと寝ちゃった。すごく気持ちよかった。
目が覚めたら、第1部は終わっていたの。
サマーミュージックフェスティバルって言うんだって、10周年目で
お祝いなのかお祭りなのか、ロビーでジュースがもらえたの。
お母さんは白・赤・白とワインを飲んで嬉しそうだった。
最後まで起きてずっと聞けたよ。聞いた事あるかなあと思ったのは
アンコールの「フィガロの結婚序曲」だけだったけれど、
ユニセフの葉書も買ってもらえて、良かったです。
モーツァルトセラピー・シリーズvol.5 くつろぎとリラクセーション 深い休息と回復をもたらす音楽
- アーティスト: ヒーリング
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: CD
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研修の後、大急ぎでいずみホールへ行って久々のコンサート。
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~mco/
2日間フルタイムの研修で疲れ切った心身に心地良い。
オーボエ・ファゴット・フルート、アリアにヴァイオリン。
音が眠りを誘う。音楽が思い出を蘇らせる。
娘よ、君が生まれる1年前、お母さんとお父さんは
プラハの教会やホールでミニコンサートを楽しみ、
ザルツブルグでモーツァルトの家を見学し、
ウィーンでバレエやオペレッタの夕べを過ごした。
サウンド・オブ・ミュージックの舞台を訪ねてドライブも。
だから、お母さんが小1の君におめかしさせて
出かけたからって、やれやれと思って付き合ってよね。
夏が終わろうとしているので、
少々センチメンタルになっているお母さんに
ちょっと無理して付き合ってよね。
かつて聞いた、嘘か誠か、「反抗的なピアニストが
次の日から道路の清掃係にされた」エピソードからは
考えられない、近代都市になったベルリン、
あれから外国へ行く飛行機に乗ってないよ。
そして、やっとピアノに向かえるようになった君、
もうすぐ7歳の君と、少しクラッシックなデートがしたかったんだよ。
お父さん、お母さん、お仕事と趣味と気晴らしと
大変だとは思うけれど、私はまだ6歳。(もうすぐ7歳)
できれば、もう少し早く家につれて帰ってね。
夜更かしは体に悪いの。早く寝させてね。
本当に今日が夏休み中で良かったわ、朝寝坊できるし。
二人とも明日は仕事でしょ、お休みなさい。