目にはさやかに見えねども
台風一過、何故か虫の音が、急に冴え冴えと響き始めた。
そんな気がする、帰宅時。今日も1日慌ただしかったなあ。
真っ暗になるまで建物の中に居ると、あっという間に秋になった。
そんな気がする、帰宅時。コンビニで「おでん」でも買いたい気分。
子供の頃、台風一過は「台風一家」だと思い込んでいた。
台風は、雲や雨が団体で来るから家族なんだと
理由無く思い込んでいた。何故、そんなふうに思っていたのか。
有名な思い違いの「夜中の薔薇」や「ウサギ美味しい、ふるさと」
「でっけえかな、でっけえかな」ではないけれど、
子供なりに理屈をつけて、そう思いこんでいたのが懐かしい。
真っ赤な百日紅が色褪せてしまい、見苦しくなったのと反対に、
白い百日紅が「いかにも秋」を思わせる。
ぐったりしていたむくげが、しゃんと背を伸ばした感じ。
猫じゃらしも葉色に勢いが無くなった。
夏の日差しを浴びて、ギラギラムンムン、
むせるように照り返していた緑の草むらが、
いつの間にか落ち着いた草葎(くさむぐら)になってしまい、
さりげなく、秋を演出している。
「暑さ、寒さも彼岸まで」とは、よく言ったものよなあ。
台風と一緒に、仕事の山も半ばを越えて、
見通しがはっきりしてきた。
雨風も「時により 過ぐれば民の嘆き」なのだが、
今日は7時過ぎには帰宅、心穏やかに夜を迎えることが出来て
「八大竜王 雨やめたまえ」の心境にはならなかったので、
ゆっくり眠れるだろうなあ・・・。では、ちょっと早いけれど、
お休みなさい。
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