Festina Lente2

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運動会の座席取り

これは、世間の親の親にとって、通過儀礼のようなものなのだろうか?
当たり前の。
他の小学校、他の地域でも同じなのだろうか? 
場所は違えど。
小学校の運動会で、保護者席をくじ引きで取る(確保する)というのは。
昨年までお世話になった保育園では、
いわゆる先着順早い者勝ちだったので
朝の6時から、席を取るために並ばなければならなかった。7時開門。
座席を確保してから、朝食に一度帰る。そして、出直し。
卒園学年優先っていう暗黙の了解、雰囲気があった。


小学校は、平日の朝9:00から11:00 14:00から16:00までに
席を取る為の「くじ引き」に来いというのだ。19日から21日までの間に。
しかし、学童保育に子供を預けて仕事をしている私たちが、
どうやって、席取りの為にくじ引きに?
・・・娘の小学校初の運動会、是が非でも行かねばならない。
職場では既に休日出勤を休むために、あれこれと算段している。
(この時期職場は季節柄、休日出勤は当たり前なのだ)
これ以上休むことなど、できようはずもない。



それにしても、23日運動会準備、24日運動会、25日代休、
その合間に、町内会の秋祭りの準備、はっぴの申し込み云々等。
子供が居ると本当に慌ただしい生活。ある意味新鮮、ある意味疲れる。
水泳教室、ラジオ体操、誕生会、キックベースボール大会、
秋祭り、遠足、クリスマス、学習発表会、お別れ会、
学校行事、学童保育行事、町内会子供会行事、加えて習い事。
社会参加という言葉を、「どこか遠いもの」のように感じてきた
自分にとって、子供は社会への太いパイプだ。
「あれもこれも」はできなくても、とにかくできる範囲でと思ってきた。

しかし、この座席取りのための、くじびきは・・・。
仕事を休んでまでは、とても無理。
5年生の「田植え指導」をボランティアでしている父に、
頭を下げて順番を取ってきてもらった。ちなみに198番!
(1学年5クラスである)
そして、このくじ引きの順番に従って、当日の朝、
7時過ぎから先生の読み上げる順番に従って、
地区ごとに振り分けられた場所の範囲内で、シートを敷くという手はず。
一家族に割り当てられるのは最大限畳2畳分。(両親とその祖父母分)


子供の頃から行事が苦手なこの母親には、なんとも憂鬱な週末なのだ。
「娘の運動会」は、純粋に嬉しいのだが。なんともはや。
世間の親御さんは、偉いとつくづく思ってしまう。これを6年間、
兄弟姉妹が居れば、それ以上続けなければならないかと思うと。


小学校3年ぐらいまでは、両親に見に来てもらった記憶は有るが、
それ以降はなかったと思う。一人で好物がぎっしり詰められた、
いつもより格上のお弁当箱をつついていたような記憶。
娘もいずれ、そうなるのだろうか。
ああ、また、先のことまで心配してしまう。