Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

入院9/22・9/23顛末

病院側の手違いで、入院当日からアップできるはずだったのに、
どうもご心配をおかけしました。(せっかく休まず書いていたのに)
ちょっと時間を遡って、顛末をお知らせします。
おっつけ、リアルタイム報告になると思います。
大丈夫、急性腹膜炎ですが、目下の所、点滴で散らす方針です。

以下、アップ用に書き溜めたものから抜粋です。

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9/22(金)

とうとう、入院である。ただの腹痛ではないと思ってはいたが。
血液検査でCRP13。駄々こねて、入院は嫌だとは言えない。
腹膜炎か、憩室炎か、CTでもはっきりしなかったけれど、
週明けまで抗生剤の点滴で散らせるか、様子見となった。
(祭日と週末だし、緊急性は無いってとこか、よしよし)
それで駄目なら、試験開腹、手術。
開けてびっくり玉手箱だけは避けたい。
昨夜(21日)は、CT・X線、婦人科検診からは車椅子で周り、
点滴が終わって、薬局で薬をもらって帰宅したら、真夜中だった。


実は21日CRP6.7の段階で、夜診の先生は入院かなと呟いていた。
「週一のバイトの先生」と看護師と常勤医師に呼ばれてた若い先生。
(患者に聞こえる所で、モロそんな言い方するのは、ちょっとねえ)
夜診でなくても、外勤なんて別にどこでも当たり前って知ってても。
ただ、その若い先生は、左下腹部痛の主訴に対して、腹部のみ触診。
聴診器も持たず、胸も背中も口の中も診ず、脈も血圧も測らず、
即パソコンに向かって「血液」「CT・エックス線」の指示。
内科の初受診で、これはカルチャーショックだったな。


おまけに、私も車椅子を頼めば良かったんだけれど、我慢して
その時はへろへろよたよたしながら、歩いて行ったんだなあ。


戻って来て血液検査の結果を見て、「婦人科検診も念のために」
と顔を見て話してくれて、車椅子を用意してもらった時、
やっと「先生」だと認める事ができた・・・かな。
それぐらい、その先生には最初、抵抗が大きかった。実は。
除外診断のための婦人科の先生は、婦人科的に問題なくても、
試験開腹もありうると・・・。だから、前日から覚悟はしていた。
(当然、帰宅後調べた)
今日(22日)の午前中、ホームドクターの診察を受けて、
これからの流れを説明してもらって、心の準備をした上で
午後診に臨んだのだった。(お腹押さえて、車運転し・・・)


今日、午後診の外来に来てみれば、何という幸い
昨年、家人がお世話になった大学病院の主治医の先生が
たまたま週に一度の外勤でいらしていた。(ここに来てたの、知らなかった)
すごい偶然というか、何というか。正直びっくり。ありがたい。
こういう「ご縁」ってあるものなのね。(こんな再会はしたくなかったけれど)
でも、知っている先生の顔を見るだけで、
こんなにも不安が飛ぶものなんだね。私って単純。
(だって腹痛で、最初から大学病院なんて受診しないでしょ、普通)


「neimuさん、CRP、昨日の倍やなあ。
       これは入院で、手術の可能性高いなあ。」って
先生に言われたら、もう、逆らえません。ハイ。
もっとも、こんなに素直になれるのは、去年の「あの時期」を
乗り越えられた、その先生との信頼関係の賜物に他ならない。
先生には、「御宅はこの時期、いつも何かあるねえ。厄払いでもしたら」と
言われてしまった。そりゃそうだろう、そうかもね。
昨年、娘の誕生日当日 転院。ベッドサイドにケーキ置いてた家族。
バイクに真っ赤なフルヘルメットで通っていた私、涙のムンテラ
そんな奴、忘れられますかって。(お互い?)


今年は、明後日(日曜)に小学校初の運動会なのに、
このかーちゃんときたら、情け無かーーーー!!!
でも、看護師さんに、あっさり言われました。
「子供さんが入院するよりも、ましでしょ」そりゃ、ごもっともです。
こう言われたら、言い返せないじゃないですか、殺し文句!


病院はウォシュレットだし、きれいだし、ランケーブルもある。
贅沢は言うまい。去年、大学病院の個室でも、ランは無かったからね。
水分可の週明けまでの絶食で、週末デトックスならぬ
週末ダイエットが達成できるのは間違いない。軽く1キロは。
頼みの抗生剤(マキシピーム)で、薬疹が出たのは困った。
すぐに痒くなった。胸も首もそけい部も足も。
これで、明日までビタミン水分補給だけだ。10時間。
申し訳なさそうに説明に来てくれた、当直の先生は、
私がノートPCに向かっているのに、何も言わなかった。
(就寝時間過ぎているんですけれど)この不良患者め!とはね。(笑)


というわけで、痛み止めが効いていて、元気です。
入院管理の賜物だね。



9/23(土)一夜明けて秋分の日

本日は祭日だが、娘は運動会の準備で登校しているはず。
入院2日目。結局睡眠時間は4時間ほど。いつもと変わらず。
環境が変わったが、睡眠パターンは変わらない。
ただ、一晩中わめく人や、人の出入りが激しいのは確か。
いろんな病状の人がいるから、大部屋では仕方の無いこと。


水分摂取のみだが、(手術になると腸を切って繋ぐらしい)
不思議と空腹感は感じない。(同室の人の食事を見ても)
まあ、丸2日半、もう殆ど固形物は口にしていない。
体が要求しないというのは、やはり問題なのかもしれない。
点滴のお陰か、(何が入っているか言ってくれないんだもんな)
昨日までの熱と口渇感もなく、もたれる様な腹部の微かな不快感のみ。
これだと、日常生活と余り変わらないが、体をまっすぐに起こすと
左腹部に引きつるような痛みが走る。これは、20日の晩から変わらない。
あの、強い痛みはどこへ消えたのかと思うが、押さえると腹部全体に響く。
「手を離した後」の方が強く響くのは、変わらない。


抗生剤は二つ(後に使ったセファメジンも)ともかゆみが出て、中止。
セフェム系は副作用も少ないはずなのに。
抗生剤で様子を見るため入院したのに、何にもならんがな・・・。虚しい。
外来で使用した、フルマリンに変更して週明けまで。


どちらかというと、お年寄り中心の病棟(日本全国そうかな)だね。
今まで、整形外科とペインクリニックと産婦人科しか
入院した事が無かったから、内科で入院となると、
必然的にこういう病棟の雰囲気になるのだろうか。
ふだん「お年寄り」というと、自分の両親が一番身近なので、
高齢者の様々な病態に接すると、考えさせられる事が多い。


巡回に来る看護師と、抗生剤の説明に来る看護師と全く別で、
説明の仕方や接し方に差がある。役割分担が違うのだろうか。
役職? 年齢? ただ、それぞれにとても優しい話し方なので
(殺伐とした)職場の雰囲気との差に、違和感を覚えるくらい。
周囲は面会時間に関係なく会いに来ているみたいで、
祭日のせいもあって、随分賑やかだ。
やれやれ・・・。鷹揚な病院なんだな。


家人と学童から帰ってきた娘が来てくれた。液晶テレビが珍しいのか、
娘はママのベッドのテレビを、イヤホンしてお笑いを見ている。
思ったより元気でほっとした。明日運動会だからね。
屈託無くコンビニで買ったお菓子を食べている。
持続点滴姿は家人の入院で見慣れているから、驚かないのだろう。
家人の入院で、変な所で病院に慣れているのかもしれない。


去年は、ママと交替でパパにアーンしてご飯食べさせたものね。
なのに、水分可だけのママに、パパは「朝ごはんは何?」って訊くんだよ。
こういう時だな、一瞬「シャイニング」気分になるのは。


家人に、娘の予約したバースデーケーキを取って帰ってもらうように頼む。
ついでに押入れに隠しておいた、バースデープレゼントも。
他にも少し用意するつもりだったのに、その暇も無くdownしてしまった。
ま、今は一刻でも早く退院するのが、プレゼント代わりだな。
運動会の朝は早い。名残惜しいけれど、バイバイ。