Festina Lente2

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病院について

この病院は、保育園で怪我等があった場合、最初に運ばれる病院。
内・胃腸・外・整形・形成・小児・脳神経外・眼・耳鼻咽喉・皮膚・
産婦人・放射線リハビリテーション・美容外・人工透析・人間ドック。 
入院するまでかかった事があるのは、私(内・整形・外)娘(形成)だけ。
何年ぶりかで来たら増改築を繰り返して、大きくきれいになっていた。
田舎だけれど、周囲にマンションも増えたしね。


産婦人科も専任シェフを置いて、豪華なメニュー、が売り。
(赤ちゃんカレンダーを見ると、3日に1度の割合で分娩がある感じ)
もちろん、マタニティビクスもある。
ティータイムには近くのケーキ屋さんからお取り寄せ、らしい。
TVチャンピオンに出たという洋菓子店が、近所にある)
24時間受付だが、ひっきりなしに救急車が来る事は少ない。
以前よりも、常勤の医師がだいぶ減ったという事もある。
また、交通の便のいい駅前に、今春、大きな病院が出来た。
美しい公園だった空き地を潰して、巨大なビルでしかない大病院が。
でも、噂を聞かないので、近所で行く人がいないのだろう。


入院するまで、まさか大部屋にLANがあるとは思わなかったが、
主治医からの院内メールやお見舞いメール設備、ゲーム・音楽を
どれだけの人が利用しているのか、果たして疑問。
テレビを見る元気も無く、寝ているお年寄りの方が多いからね。
私の主治医は着任して1ヶ月経つか経たないか、の先生。
昨年10日間(大学病院へ転送)、家人入院の市立病院の内科は、
市の広報で見る限り、現在全員知らない先生ばかり。
1年も経たないうちに、みんなどこへ行っちゃったんだろうね。
隣の町立病院は医師の確保が出来ず、年内で閉鎖となる。
個人病院しか入院した事のない私(出産を除いて、15年間に3回)
その中でも、ここは一番大きな病院だ。


週末の夜の入院は殆ど事務的な説明も無く、書類が置かれているだけ。
入院は週の最初に限る・・・というのが第一印象。
部屋は4人部屋。今まで経験した中で一番広く、美しい。
床はエクルベージュの大理石模様。壁紙は薄いレグホーンに近い色調。
天井はアイボリー。部屋の奥に鏡と洗面台。
パーテーションカーテン濃い目のレグホーン。上部1/3は網目で、
電燈からの採光を遮らないし、何よりも網目に埃が溜まっていない。
ロッカーと荷物台と、ベッド上の照明カバーは(物が置ける)木製。
合板だが厚みがあり、引き出しはもちろん、四角はなく丸みがある。
いずれも木目が美しいので、ちょっといい気分。
テレビは液晶、シャープ。ロッカー台下はレンタル冷蔵庫。


廊下の床は壁際はオールドローズ、中央はベビーピンクの大理石模様。
トイレ前の床はオールドローズ、トイレ、手水、ドアはローズピンク。
ただしトイレ床はクリームイエロー。わざと汚れが目立つようにか?
ウォシュレットは、壁面のボタンが大きく押しやすい、高齢者仕様。
トイレ前の速乾性の消毒液はベルコムローション。芳香性がある。
お弁当のお手拭の匂いだなあ、これは。蓄尿室の壁もピンク系か。
汚れの目立つ所は薄めの色だから、掃除しやすいかな。
部屋の出入り口前の消毒液はフィンラビング。もろにお薬の匂い。
浴室・シャワー室には穴あきの丸椅子。


新しいだけの事はある。談話室兼食堂の生花、壁の絵。
廊下の油絵は1枚。名画はポスター。でも額装が豪華なので見栄え。
外来では、病室までわからないから、ちょっとカルチャーショック。
廊下突き当りソファ前のカーテンはレース。
朝夕の陽射しが床に当たると、きれいな模様ができる。
病棟は淡いピンクとベージュを中心の、グラデーション。


この囚人服とは一味違う、緑の縦縞パジャマだけが異質。
1日が長く感じられた入院当初と違って、あっという間に時間が経つ。
入院患者らしくなったという事か。退院はともかく、
炎症の数値が下がってきても、痛みが期待していたほど減らないのが
憂鬱の種といえば、そう。痛みは、走るし動く。
お腹の中に何が居るんだかって感じだなあ・・・。
レベニンの口腔内溶解時の熱感を味わうのも、嫌いじゃないけど、
他の薬も、どれだけ痛みに効くんだろうか・・・。
痛みは主観と言われてもなあ・・・。