Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

9/29(金)入院8日目

嬉しかったこと。CRP下がったこと。(0.1以下までは行かないが)
でも、白血球が1万弱。ぎりぎりのラインだと言われた。
抗生剤の服薬を1日休み、月曜日の採血の結果次第で、
退院すると決めた。気持ちを切り替える時間が要るし。
日常生活に2、3日慣らさなければ、いきなり職場復帰はできない。
最低4時間声が出ること。立っていられること。それが条件。


今日、最も嬉しかったこと。1週間前、偶然午後診でお会いできた、
家人の元主治医、大学病院のT先生が、12:30頃
3Fの病室にまで、わざわざ来て下さったこと。
(その間もコールの電話鳴っていたし、指示出してたし)
お忙しい中、週1外勤病院の1入院患者にお気遣い、
誠にありがたいことです。
(だから、去年、病棟の婦長さんも先生のファンだったんだよね)


CRPだいぶ下がってきたな」「結局、運動会行かれんかったんやなあ」
「もう月曜に退院するつもりか? なら、来週はもうおらんなあ」
(先生にはお会いしたいですが、ここは早期離床ってことで)
「(主治医の)N先生はカメラするって言うてたで」(えっ)等など。
(やっぱ、退院後しばらくしてから造影剤か、ファイバーかするんだ・・・)


先週は痛みでへろへろの時に、ストレッチャーに寝ていたから、
からしかお顔が見えなかったけれど、
今日は、ベッドの上に起きていたので、きちんとお顔が見えたよ♪
「先生、退院したらまたメールで連絡します」「おお」
そう、昨年、更に次の大学病院に転院した際、
そこに先輩医師がいるという事で、紹介して頂いて、
家人の入院中も退院後も、間を取り持って、メールのやり取り
病気のコントロールも兼ねて、精神的に支えて頂いた1年だったのだ。
今回は、私が「患者」になってしまったけれど。(「家族」ではなくて)


子供のしつけに「規範」となるべき、超自我を植えつけるのが
ある意味、統合性のある自我の拠り所として必要な様に、
普段、意識することのない非常時(全く許容範囲外の災難等)には、
あらまほしき先達(せんだつ)が無ければ、道に迷ってしまう。
迷うだけならいいが、踏み外してしまうこともある。
そういう意味では、私たちはラッキーだったのだ。
3つの大学病院に、ごくたまにではあるが、
メールで指示を仰げる先生方がいらっしゃる、という事は。


来週1週間は、痛みとどう付き合うか。
仕事に穴を開けることになる2週間分を、どう埋めるか。
(個人的なプロジェクトは期限が来ているので、再度振り出しだ・・・)
連休に予定していたバス旅行は、大事をとって私だけ取りやめ、多分。
娘の小学校初の運動会、7つのお誕生日、家族旅行、
美術館・博物館、映画(まあ、DVDで借りればいいんだ)
もっとも忙しい時期の仕事、いろんな物をなぎ倒して、台風が通った。


今日落ち込んだこと。それは、7、8割が再発するということ。
手術まで必要なのは1、2割と言われても、人にもよるが、
年に何度も再発すると言われると・・・さすがに嬉しくない。
炎症がぶり返すのは、体力・免疫力が弱った時と言っても、
さすがに「風邪」と同じ扱いには出来ない。
おかしいなと思ったら、早めの処置に来いとのこと。
病気になるのは、どの病気だって抵抗力を失っている時だ。
過労とストレスを避けろって・・・、簡単に言われてもねえ。


こういう時、ストレスに対する脆弱性だとか、ストレスコーピングとか
物事のとらえ方に対する認知の在り方、云々が必要なんだろうけれど。
この情動焦点型と問題焦点型、仕事に関するスキルの問題より、
実は安静が確保できない、「家庭・家族状況」があるということを、
新しい主治医に説明するわけにもいかないしね、こんなこと。
家庭の憂さを仕事で晴らしているような部分が、
            「存在意義」になっていることを、ね。


ちょいとばかり、悪循環だなあ。でも、なんだかんだ言っても、
去年のように「命のやり取り」が無いだけ、ましなのさ。
どうってことない。とにかく、こんな時こそ「ファルダ、ファルダ」
明日は明日の風が吹く、明日できることは今日しない。
お休みなさい。