ドキッとする質問

「14歳で妊娠して、お母さんになったらどうなるの？」？？？
小学校1年、7歳の娘からの唐突な質問に、面食らう。
帰宅して食卓で夕刊を読んでいた、お行儀の悪い母親である、私。
どっからそんな質問を？　何を根拠に？　いや、落ち着いて。

「○○ちゃんは、14歳でお母さんになりたいのかな？」
「えー、そんなの早すぎると思う」
「うん、14歳は中学2年生だからね。じゃ、14歳でもし、
　お母さんになったら、　赤ちゃん育てる自信、あるかな？」
「難しいと思う」「じゃ、14歳で赤ちゃんってできると思う？」
「うーん、誰と付き合ったらできるのかなって思った」（う、ドキドキ）
「うん、そうだよね。赤ちゃんにはお父さんも、必要だよね」

「○○ちゃんは、どうして14歳で妊娠して、お母さんになって
　赤ちゃんを産む話をお母さんにしたの？」
そこで、納得。夕刊のテレビ番組欄を読んで、質問したのだという。
『１4歳の母』なる番組が、今晩から始まるらしい。
娘は見たそうにしているが、何せ、夜の10時からである。とんでもない。
もう少し、お姉さんになったら見ようねと、軽くいなそうとしたら、
お母さんは見るの？　と来た。いーえ、見ませんよ。
やれやれ、おませな娘よ。かーちゃんは、一瞬焦ったよ。

そりゃあ、しつこくしつこく妹が欲しいとねだられて、
超高年齢出産で、娘を授かった母としては、
赤ちゃん欲しいのは山々だけれど、ハードルが高いのよ･･･。
娘よ、望んでも授からないもの、叶わないものが、世の中たんとある。
で、君には、赤ちゃんはどうしてできるか、やむなく、だね、
ごくごく簡単に性教育を施したよ。かーちゃんはとしては、ね。
もう、1年以上前の話になるけれど。

でもね、相手の話となると、また別。これは、別。
そこまで詳しく説明したわけでは、･･･ないのよね。
（職場で扱うのと、自分の娘に対してとは違うんだよね、うん）
この夏、性教育の研究大会を初覗きした、かーちゃんがたじろいで
どうするんだ？　って思ったりもするんだけれど。

世のお母さん方、この手の質問は、何歳位から始まるものなの？
世のお父さん方、娘からこういうことを尋ねられたら、何て答える？
娘でなくても、息子からでも･･･息子ってこういう事、訊くものかな？
とにかく、いつから心の準備をしておけばいいものなのかしら？
そりゃあ、昔、母親に「赤ちゃんはどこから生まれるの？」　と
質問した記憶はある。やっぱり小学校の頃。
１度目は「おなかから」と言われ、2度目は「赤ちゃん用の特別の所」と
言われたような気がしたが･･･、記憶は定かではない。

しかし、小学校1年の娘に「14歳で妊娠してお母さんになったら･･･」と
質問されるとは思わなかった。「赤ちゃんはどこから？」と
切り口が違う。うーん、時代なのか？　メディアのせいか。
いや、別に時代が時代なら、その歳でお母さんでも、
早すぎるけれど、ありかなっていう時代や地域もあったけれどね。

字が読めて、新聞を斜め読みできるのも良し悪しだなあ、これは。
ま、親が知らない間に（知らない振りしている間に、かな）
色んな知識を（勝手に）積んでいくのが、
いつの時代でも、子供（の在り方）なんですけれどね。
ふう。

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