Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

復帰3日目、やや調子良し

夢ばかり見る。熟睡ではない証拠。余り食べてないせいだろう、
食事、お店(パン屋さん、レストラン)、旅行のイメージが
流れるように現れては消えていく感じ。次々に場面が変わる。
左腹部に痛みを感じて目覚める。朝5時。ふう。
背中から痛みが突き抜けるわけではないから、良しとしよう。
・・・霧がものすごい。向かいが見えない。あれれれ。


体が慣れてきたせいか、仕事はまあ順調。予定を何とかクリア。
明日1日さえ頑張れば、週末だと思うと、気が楽だ。
午後の休憩のひと時、お茶が切れてしまう。珍しく4、5人で雑談。
何故か、文化人類学者になって、世界中を旅する話に花が咲く。
まあ、この部屋には「語学の達人」がいるからね。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20060822/1156228616
道理で、パソコンに日本語を切り替えるとタイ語が入っていたわけだ。
10分ほど、人生が2度あればフィールドワークの旅に
何年も出かけて放浪する云々、の話で盛り上がった。


実は、近くには登呂遺跡より大きな、弥生時代の古代遺跡がある。
馬鹿な開発のせいで、道路の下になってしまっている部分もあるが、
弥生博物館もあり、それなりに整備・展示されている。
http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/
掘れば土器が出る土地柄なのだ。興味を持たずして何としょう。


近所で発掘が盛んだった子供の頃、考古学者に憧れていた。
小学校の頃から図書館通い。聖書・神話・伝説はもちろん、
エジプトのピラミッドや象形文字もそうだが、
シュリーマンを尊敬し、スエン・ヘディンの旅行記を読みかじり、
シルクロードに憧れ、楼蘭という地名を聞いただけで陶然とした日々。
ハイエルダールの「コンチキ号の漂流記」に感動して、
マヤ・アステカ・インカの、古代遺跡の魅力にとりつかれていた私は、
世界を旅する夢に、ほんわか浸っている文学少女だった。
折しもNHKでは「未来への遺産」なんていう番組も、やっていたしね。

未来への遺産 第5巻 [DVD]

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中学1年の頃に、家庭訪問があって担任がやってきた。
地理の教師だった彼は、「neimuは将来何になりたいんだ?」と
訊いて来たので、無邪気にも「考古学者になりたい」と答えた。
すると、彼は「何言ってるんだか、女に穴掘りなんてできるか」
と、一笑に付して、全く取り合ってくれなかったのだった。
余りにあっさりと言われてしまい、夢は簡単にしぼんでしまった。
そう言えば、読んだ本の中で、女性の学者は誰も居なかった。
シュリーマンギリシア人の妻は、学者ではなかったし。
(この時は、ナスカの古代絵を守ってきた、
 マリア・ライヘ女史の存在を知らなかった)


いや、それにしても、今の仕事でなければ一体何をしてたのか。
お互い話しながら、一瞬の沈黙と乾いた笑いが走る。
日々の糧を得るためとはいえ、実に様々な思い。
仕事をするという事、この仕事を選んでしまったという事、
仕事をせざるをえない状況を・・・それぞれのもの思いが錯綜する。


さて、土曜日丸々1日、楽しみな勉強会だったのだが、
10月はパスしておこう。家人も明日は通院日だし、母も風邪気味。
体力は温存したい。本日の最高気温28度。昨日より8度も高い。
少々温度差で、めげたかな?
痛みはましになったが、もはや、夜まで頭の回転が持たない。
お休みなさい。

シュリーマン―黄金と偽りのトロイ

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  • 作者: デイヴィッド・A.トレイル,David A. Traill,周藤芳幸,北村陽子,沢田典子
  • 出版社/メーカー: 青木書店
  • 発売日: 1999/02/01
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コンチキ号漂流記 (偕成社文庫 (3010))

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