Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

再び病院へ

どうもマイナー気分だ。週末、が近付いているのに。
気の持ちようだけでは、「痛み」は消せない。病院にTEL。
月曜の夜に予約を入れておいた診察を、今日の夜に変えてもらう。
娘に夕食を取らせた後、病院へ。
私と入れ違いに、主治医とすれ違う? あれ?
再び、嫌な予感。予感的中。緊急の患者さんのオペで
病棟騒然。予約診療といえど、諦めざるを得ない。
45分待つ。他に内科の先生は2人はいっているはずだが・・・。
ただ、痛みを止める薬が欲しい。週末を乗り切るために。


金曜日。そうか・・・、T先生の勤務日だ。やったね。看護師に頼む。
夫の元主治医、T先生は入院時に居てくれたし、
何よりも気心が知れているので、安心感が強い。
主治医が説明するはずだった、検査の結果そのまま見せてくれる。
電子カルテの記入内容も、写真も。
前回も、ベッドサイドで「じゃあね」じゃ無くて
こういうふうに見せてくれていたら、変に不安にはならなかったんだよ。


私が見ていた発赤の部分はここには無かったが、明らかにえぐれている。
これが内視鏡で見る「憩室」なんだろうな。
T先生曰く、「割と上手な先生らしいけれど、奥までは癒着で
入られへんかったみたいやなあ」と、カルテで確認した後、
触診。「先生、そこが痛い・・・」「うん、書いてある位置の通りやねえ」
「憩室炎に間違いないなあ」「先生、それは疑ってないよ・・・」
「しかし、周期的に痛みが来てるな」「うん・・・」
それは、私も感じていることだ。不安になっていることだ。
痛くなったのはまさに1ヶ月前、同じように夜から。



「こんなにしょっちゅう痛いんやったら、やっぱり切らんとあかんで」
「先生、これで腹腔鏡使える? ダメやったら30センチ以上切るでしょ?」
「そやなあ、この状態では使えんなあ。それに切った所からまた癒着するから、
あんまりええこと無いなあ」・・・やっぱり、そうか。最悪のシナリオだ。
私個人としては、この先、入院時以上の痛みが何回も来るのなら、
低侵襲性の手術適応であって欲しいのですが、希望としては・・・。
どうしても駄目なら。ま、それは先の話さ。今は考えまい。


「先生、私、極力、薬で散らしたい。今から切りたくない」
「少し絶食して、沢山水分取って、消化のいいもの食べて」「うん・・・」
「とりあえず、薬出そう。痛そうやし。今以上痛くなったら、
 必ず明日も来て、診てもらうこと」「はい・・・」
・・・痛くなってたまるかよ、今以上に、冗談じゃない。
それに、担当医は誰一人当番表にいないのに
絶対、月曜まで来るもんか。
期日切った仕事抱えてるのに、誰がするんだってんだー。
思わず、心の中で叫ぶ。


「先生、入院前、痛み止めオーダーで出ていたのに貰いに行ったら、
 薬局でニューキノロン系の薬、ボルタレンとバッティングするって、
 カットされて、貰えなかったけれど・・・」「え? どこの薬局?」
「病院の前の・・・」「それだったら、こっちに連絡あるはずなのに、カルテには無いなあ」
(ああ、これも週一のバイトの先生のオーダーだったからだなあ)
「先生、どうするの?」「大丈夫や、痙攣なんか滅多に無い」「ふうん」
「心配やったら、セフェム系メイアクトに変えるか?」「メイアクトねえ」
「変えてもいいけれど、効果は弱いからなあ」「強い方がいい、入院時と同じのにして」
「じゃ、トスキサシンの方な。痛み止めはロキソニン、痛い時ボルタレンの座薬」

よしよし。レベニン・ダーゼン・トスキサシン・ロキソニンムコスタ。OK、OK。
痛いと訴えても触診なし投薬なし、ビオフェルミンのみの主治医より、
この方が精神的にも安心感が強い。服薬する薬が手元にある事が、
精神安定剤と同じだからなあ、結局は。
「痛みは主観の問題だから、僕にはわからない」っていう対応を
繰り返すんじゃなくて、まず、話を聞いて触って診てよ。
身体化障害じゃないんだからさあ・・・。
そんな「不安と不満」を募らせてきた、主治医の今までの対応と違って、
体温測って触診ありで、電子カルテと写真の説明受けて、
自分の目で確認できたことで、気持ちの上では納得。
後は薬が効いてくれるかどうか。


・・・夏の終わりには胃カメラで無罪放免だと思っていたのに。
カプセル内視鏡がホイホイ使える、痛くない検査だったら良かったのに。
http://shinsatsu.exblog.jp/4202153
http://blog.goo.ne.jp/g-cafe/e/c93d23e7558e420fd24272d9e71edbe9

「痛いのに待たせて、すまんかったなあ」「・・・大丈夫」
(T先生が待たせたわけじゃない。
緊急事態で、T先生に診て貰えたから、かえって私には良かったよ)
「足元をすくわれた気分やなあ」「うん、今回は予想外だったから」
去年からの、一連の家庭状況を知っているT先生には、
私の落ち込みや動揺を、隠せない。
取り合えず、先週の家人の検査結果を伝える。
良好な寛解状態に、「元気になったなあ」と言って貰えて、嬉しい。
さて、週末は仕事しながら、プチ断食に挑戦するかあ。
今、これ以上、めげてたまるか。