海王丸がやってきた!
秋晴れ! とまでは行かないけれど、まあまあの天気。
暑過ぎもせず寒過ぎもしない。出かけるには、もってこい。
概ね安静プチ断食で、仕事をした土曜日。
せめて、今日は、どこかに出かけたい。
ストレスドックで都会に出かけた際に見た、ポスター。
「海王丸がやって来る!」よし、これだ!
午後からの乗船見学に間に合うように、ドライブ。
BGMは「フォレスト・ガンプ」のサントラ盤。
幼い頃、海水浴場だった浜辺の面影は全く無く、
ひたすら工場ばかりがひしめく臨海工業地帯を走り抜け、
埠頭を目指す。目標、海王丸!
親子3人で、帆船に乗船するなんて滅多にないこと。
この機会を逃したら、今度はいつになるかわからない。
体調は、二の次。後悔するより、動いてしまおう。
帆を張った美しい姿は昨日の公開時だったので、残念。
今日は見学のみ。でも、久しぶりの海、久しぶりの船。
・・・以前、沢山の帆船が大阪港に勢ぞろいした時、
たった一人で見学に出かけた。もう、けっこう大昔。
でも、今度は、親子3人で見る事ができる。
また一つ、思い出を重ねる事ができる。
家族の思い出を。
初めて来た、泉北港助松埠頭。
海王丸の金色に輝く船首。船首像は、横笛を吹く乙女だ。
少女?の顔がいかにも日本的。
(ちなみにお兄さんに当たる、日本丸の船首は祈りを捧げている像だ)
見学45分間前から並ぶ。待っている間に、子供向けピエロの出し物。
13時、いよいよ見学開始。格好いい制服姿のお兄さんお姉さん。
お姉さん! そうか、今では女性も船に乗れるんだ・・・。
甲板から学生の食堂兼第一教室、ピアノやギターもある部屋だ。
食堂やメニューは写真で、壁新聞風に紹介されている。
士官室、格上の部屋。「マスター・アンド・コマンダー」を思い出す。
公開される部屋は少ないので、この部屋で記念撮影。
木製のカーブが美しい手すりを伝って、再び甲板へ。
丸い窓から通信室を覗く。救命ボート。
舵輪の前でも記念撮影。無線でSOSの信号を打っている家人。
あっという間に、見学コースがおしまいになる。
「お母さん、海王丸って、海の王様の船なの?」
2学期に入って、漢字を習い始めた娘の質問が、かわいらしい。
娘よ、YMCAで海洋キャンプリーダーを「手伝った」ことのある
かーちゃんの思い出の海を、いつかきっと見せてあげよう。
4年生になったら体験できる、1日海洋訓練にも連れて行こう・・・。
ギリシアからトルコまで、3日間の船旅の思い出を
その時期が来たら、教えよう。
海がどんなに素晴らしいか、海がどんなに厳しいか、
海がどんなに楽しいか、去年のヨット体験で知ったよね。
カヌーも、OPも乗ったよね。
もう少し大きくなれば、自分で操れるようになるよ。
外に出ると、人、人、人。運良く早く見学できた。
外では、フェリーや港湾関係の様々なパンフの配布。
私は海王丸キティちゃんファイルと、海王丸バンダナ。
家人は海王丸ポロシャツ、娘はピンクの海王丸キャップ。
それぞれお土産をゲット。
「ビッグバン」http://www.bigbang-osaka.or.jp/index2.html
の出前で、楽器やSCANTALKで声紋をなぞって遊ぶ。
やっと帰宅。でも、立っていたのは2時間余り。
思いの外、体の負担は少なく休日を過ごす事ができた。
痛みは、無い。薬は良く効いている。
さて、明日に備えて、もう少し持ち帰り仕事。
このまま痛みが無ければ、そんなに臆病になることもない。
・・・ね。
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