Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

「若冲と江戸絵画展」から、夜の京都へ

欲張りだとは思う。しかし、同じようにあと1週間で閉幕。
向かいに京都国立近代美術館はあるのだ。http://www.momak.go.jp/
娘と家人を連れて強行突破。プライスコレクション、いざ、若冲
http://www.jakuchu.jp/ 公式ブログはhttp://d.hatena.ne.jp/jakuchu/ 
奇しくも、このブログはスポンサーなので、ちょっと背景模様替え。


家人はバテバテだが、足が痛いよーと言っていた娘も、
何だかんだ言いながら、それなりに見ている。
娘は芦雪のトラを前にして、「耳が小さくて変、爪がおかしい」
などと、臆面もなくのたまうので、周囲の笑いを取っていたのだが、
本人は知る由もない。まあ、いいさ、鑑賞は自由さ。
2枚並べられた幽霊の絵も、「右は青白くて怖い顔だけど、
左の幽霊はべっぴんさんだ」と、娘が声高に評価したので、
周囲のおば様方から、「べっぴんさん?」とえらく笑われてしまった。


ガラスのケースのない広々とした所に、普段は見ることの無い大きな衝立。
絵の中の雁や白鷺、鶴などを一生懸命数えながら見ている姿は微笑ましい。
江戸時代の斬新なデザインとあでやかな色彩に、改めて驚かされる。
「いき」で「すい」な、作品の数々。
ためらいのない線、鮮やかな濃淡、きりりとした表情、
自分達の国の文化と歴史の一こまを、ささやかに切り取り、
味わう午後のひと時・・・。


でも、今日もメインはルーブル。絵画鑑賞はなかなか難しい。
どちらにしろ、本当は二日に分けて見に来るはずだったのに
入院騒ぎで時間が取れなかったから、仕方がない。
やむなく、通り過ぎるようにしか見られなかったけれど、
やっぱり無理してでも見て、良かった。
いつものように、書類挟みとTシャツを買う。定番の自分へのお土産。
さて、この象柄と展刻印柄、いつ着ようかな。


外は既に夕闇に包まれ始めている。大急ぎで平安神宮へ。http://www.heianjingu.or.jp/
6時半からはCHEMISTRYーの「平安神宮幻夜コンサート」ということで、
神宮境内前は、コンサート会場の準備に大わらわ。すごい人出。
その隙間を縫って、参拝。みんなでおみくじを引く。娘吉。
私、末吉。「病・・・長引くが全快すべし」ほんとかねと疑う。
家人吉「病・・・医者の指示に従うべし」きいてるよと呟く。
ま、当たるも八卦当たらぬも八卦。鰯の頭も信心から。


京都会館横で落ち葉を拾い、バスで祇園から四条河原町へ。
ライトアップされた八坂神社を見ながら、一気に賑やかな繁華街へ出る。
子供連れにあり難いメニュー。何故か京都で、広東料理の中華バイキング。
エビチリ、ふかひれスープ、春巻、はりはりサラダとバンバンジー
中華風鮟鱇鍋に杏仁豆腐。節操なく、美味しく頂きました。
BGMはジャー・パンシン&ジャー・パンファンの「光の海」だなあ。
バイキングにしちゃ、ムードありすぎ。癒し系で好みだけれど。


9時前に帰宅。エンタの神様を見て、一家団欒終わり。
教養溢れる秋の一日を、お笑いで締めくくる家族ありき。
いい一日でした。

光の海

光の海

空 ~心を蒼く染めるとき~

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