Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

風邪をひき、おまけに

先週から娘が風邪気味だった。大体昼間は24,5度まで気温が上がる。
夜はけっこう冷え込む。子供のこととて、夜布団は蹴飛ばす。
何度直しても寝相は悪い。この時期は、風邪を引きやすい。
でも、幸い医者も行かずに元気になってきたと思っていた矢先、
私がしっかり貰ってしまった・・・ようだ。


仕事がつんでいた。「幾山河越えさり行かば・・・」というような、
浪漫チックなものではない。今日の会議の資料をそろえるために、
先週の下準備、根回し、打ち合わせ、それで、とりあえず資料の作成だったのだ。
それ以外にも、ルーティンの仕事ラインの仕事は当たり前にある。
つまり、余分な仕事を退院後からずっと抱えての復帰だった。
検査もあって、消耗したこと限りない。山、また山、また山。ふう。
まだ、後ふた山ぐらいあるのだが、やっと一連の作業の終わりが見えてきた、
昨日までの無理が、睡眠不足として祟っていたのだ。
わかってはいたのだが、昨夕から急に体調は悪化。
今日の会議に何かあってはと、喉の痛みと水っ洟と悪寒を憂えて
入院騒ぎ以来、ホームドクターのもとへ1ヵ月半ぶりに出向いた、昨日。


風邪よりも、ショックなことを、聞かされてしまった。
「うん、大腸検査をする前から癒着があって、検査が難しいのは、
十分予想されたことだったねえ」というホームドクターのお言葉に、驚愕した。




喉、あーん、首ぐりぐり触ってもらって、聴診器、おなかせなか。
台の上で、横になって、足首、おなか、ポンポン、触診。
いつもの診察。だから、安心する。
「喉の痛みと咳や鼻水はどっちが辛いかな?」「喉です」
そう、商売道具の口先三寸が、使えないと、どうにもならない。
「お腹は壊していないの?」「今のところは大丈夫ですが・・・」
入院中、退院後の検査の話をする。そこで、初めて知ったことは・・・


ホームドクターいわく、いつも触っていて私が痛がる様子から、
私のおなかは、「癒着があって当然」の状態だったらしいということ。
そうなの? そういうものなの? 以前からそうだったの? 
憩室炎で、炎症が起こっていようがなかろうが、自由に腸が動かない、
だから、どの程度にしろ癒着があって当然って、
触診の段階で、見当が付くものなの? 


・・・何だか、がっくり来た。あらかじめ聞いていれば、
「癒着」とかいう言葉に、過敏に反応しなかったのではとも思う。
まあ、緊急性があるわけでもないのに、
余計なことを言って不安を煽らないのは、診察時の鉄則だから、
取り立てて言わずに、今まで来ていたんだろうと思うけれど。
ホームドクターは、手術で腸を触っているかのごとく、
ジェスチャーをしながら腸って、こんなふうに自由に動くものなんだよ
・・・と説明してくれる。うーん、初めての経験。
だから、普通は触ってもおなかの中で腸は自由に動くから、
痛みは余り来ないんだって。つまり、痛みが常にあるっていう事は・・・
「触診時に軽く触れて、痛みがあるということは、
           どこかに癒着があるということ」
うううう、そうだったのか。もっと早くから知っていたかったよ。


私がファイバーが途中までしか入らなくて、担当の先生がとっても苦労されて、
こちらも痛い思いをした挙句、ドルミカム途中使用になった話をしたら、
「さも、ありなん」という表情をされた。
「癒着が初めからあるとわかっていれば、医師もそれなりに心構えがあって、
声をかけたり、注意したりするんだけれど、
何も知らずに診たとあれば、大変だったろうなあ・・・。
触っていれば、見当は付いただろうけれどねえ」「(ふえーん・・・)」
「検査する側も大変で苦労でたまらんし、される側も痛くてたまらんから、
どちらもしんどい検査だったろうねえ」と言われてしまったよ・・・。


一番痛がっていた入院時と小康状態の入院中に、おなかを2度触ってもらっただけ。
触って癒着があるってわかる「おなか」なら、検査前に説明して欲しかった。
ていうか、検査の先生はおなかなんか触りもしないよ。
そういうものだと思っていた。(あきらめていたよ)


「それに、造影剤を使っても、憩室炎の治療ができるわけでもないし、
状態を見るのは、カメラの方がはっきりわかるけれど、今回の場合は、
仮に開腹しても原因ははっきりわからないという可能性が高い。
次にどうしても検査が必要な時は、呼吸管理のことも考えて
予め痛い思いをしなくていいように、病院側に申告しておいたほうがいいねえ。
検査する側も、大変だからねえ。」と、同業者の苦労を思いやる発言でありました。


はあー。脱力。脱力もんだよ。
せんせー、そこまで言われるくらいならば、最初から聞いていれば、さ、
鎮静剤使って下さいって申告していたと思うよ。直接見ることにこだわらず。
というか、ホームドクターと病院が相互に情報交換できるならば
良かったのにって、つくづく思ったよ。


病院の主治医から言われた、「痛まなければ、今までの生活が続けられるのを
ラッキーだと思って生活するように、痛くなったらすぐ来てね、云々」
の話をすると、ホームドクターは笑いながら、あっさりとのたもうた。
「そんな言われ方をしたら、余計にアンラッキーだと思うよねえ」
そう、本当にそうなんです。その通り。
「ましだから、我慢してね、大丈夫でしょ」っていう比較論で
心情的に割り切れるものではなかったのは、確かだから。


そんなことがあった、昨日の夜。そして、今朝の会議は無事に終えましたが
熱はどんどん上がってきたような気が・・・
しかし、休めない。明日一日頑張れば、連休だ・・・。
風邪は、「休め」の合図だろう。復帰後も飛ばしてきたから
「しっかり休め」のサインだろう。
だから、声から出なくなる。一番使う所から。
細かい所まで手抜きをせずに仕事をすると、時間を食う。
周囲の反応は抜群に良くなるから、それが励みだが、
さすがにこの家内制手工業的仕事の醍醐味に、疲れを感じる。
歳だなあ・・・。

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