銭湯へ行く

チャリで商店街を徘徊していた時に目にした銭湯。
本日が本年度のしまい湯。やったね、銭湯みっけ！
家人が元気な頃は、よく温泉に行ったものだ。
手足を伸ばせる大きなお風呂、見晴らしのいい露天風呂、
郊外のスーパー銭湯、関東にいた頃は温泉旅行を兼ねてドライブ。
しかし、今となってはかーちゃんの運転では遠出はね。

最近流行のスパに比べて、390円、安い。いまどきの銭湯。
雪の結晶と雪だるまのイルミネーションで飾られている。
娘は木製の鍵の付いた下駄箱に？顔。知らないんだね。
初めて見るんだね、こういう鍵の形。
一部の居酒屋の靴入れもこうなんだが・・・知っているはずないね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　
4、5人しか人がいない。空いている、夜9時。
娘は脱衣所のテレビで「エンタの神様」特集を見て喜んでいる。
さっさと脱いで、このロッカーの中にしまって。
石鹸、シャンプー持って・・・。

タイル張り、高い天井、深い湯船、湯煙、
社宅の風呂では不可能な熱々の溢れるお湯。
その中で反響する娘の声。
しっかりぬくもれと言うと、娘は50数えだしたのだが
何とその50の数え方が・・・。

いち、にい、さんまのしっぽ、ごりらのむすこ、
なっぱ、はっぱ、くさったとうふ　♪

これを節をつけて大声で繰り返すこと5回。
どこで覚えてきた、こんな数え歌！？
（キャンプで覚えてきたとの事）
かーちゃん、恥ずかしいのなんのって。
ええ、ええ、どれだけ風呂ん中で私たち、注目を浴びていたか。
（家人曰く、男風呂まで聞こえていたぞーとのこと。
　そりゃそうでしょうともさ）

ぬくもりましたともさ、心身ともに。
あったかくも恥ずかしくも。
こんな楽しさ、君がいるからこそだけれどね。
本当に、娘といると賑やかな毎日。
さあ、おやすみ、布団被った振りして、
親と一緒にいつまでも「エンタ」の特集見てるんじゃないの。