通天閣へ

本日は娘の月誕生日。え？　縁起でもない、月命日と一緒にしないで下さい。
そう、変な言い方でしょ。わかっているんです。
まあ、昔お七夜と初七日を間違ったことのある私ですが・・・。
27日に娘が生まれたので、我が家ではちょっとした特別な日なのです。
ケーキを食べたり、ご馳走食べたり、どっかに出かけたり。
そう、まあ、家族のささやかな記念日です。

本日は新世界へ、といってもドボルザークではありません。
こてこての大阪の下町、通天閣の足元へ行ってきました。
お互い仕事優先で離れて暮らしているので、通天閣見学後、
昼食の予定で、家人とは地下鉄動物園前で待ち合わせ。
この駅の地下鉄ホームには動物の絵がたくさんあります。
大阪に住む子供なら幼稚園・保育園・小学校低学年の時に必ず行くはず、
有名な天王寺動物園があるので、この駅名なのです。

保育園年少・年中・年長さんと3度も訪れている娘は、動物園より
ビリケンさんがいるという、通天閣に上ってみたかったようです。
家人も興味津々でジャンジャン横丁を通り抜け、探検開始。
とにかく、ここからスタートです。（子供連れに「怖い所」は避けます）
私にはどうしても先入観があって、この界隈は怖いと思ってしまうのです。
でも、さすが21世紀。昔よりもずっときれいに歩きやすくなっていて、
観光バスが乗り付けている通天閣の足元なのでした。

通天閣―人と街の物語

通天閣

さて、こけてしまった武士の商法ならぬフェスティバルゲートの
ゴーストタウンを通り抜けて、本日はスパワールドはお預け、
ちょっと見たことない将棋を指す人が集まるお店を覗きながら、
ジャンジャン横丁を歩いて行きます。坂田三吉ゆかりの地ですから、
将棋の形の記念碑は通天閣の間近にありました。

行列のできる串カツやさんがあちこちにあるのですが、
お正月に今里線ができた記念にスタンプラリーをしたついでに
串カツを食べた娘は別の物が食べたそうです。やっぱり・・・。
そう、300円で8個。しかし、一人で食べたら結構お腹一杯という
たこ焼き！！　早速立ち食い。でも取り皿もお箸もつけてくれました。
お店の前には芸能人の色紙が飾ってあります。
家人は何を考えているんだか、たこ焼きを食べている私たちの写真を・・・。
完全に、他所からやって来た観光客。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

おまけにガチャガチャでゲットしたのは、大阪城に虎がくっついている、
こてこての大阪土産ストラップ。それをデジカメに付ける。
全く、連れだと思われたくないと心密かに思います。
しかし、○ぼらやのふぐの前で止まってしまった私も私でした。
結局、風に揺れるはりぼてのふぐと通天閣をバックに記念写真。
わてら、なにもんやねん？　はずかしー。

実は幼稚園ぐらいの時に通天閣に来たことがあるはずなのですが、記憶にない。
遥か昔のことですもの。チケットを買ってパンフレットを貰うと、中は
ちょっとしたレトロタッチの地図。おまけに通天閣のペーパークラフト付き。
エレベーターの天井は何故かビリケン座が光っている夜空。
もう一台のエレベーターの天井には月に座るビリケンさんの姿。

そう、大阪の景色は・・・ガスってました。仕方ないよね。
大阪城もOBPの下で小さくなっているし、潰れた亀みたいに京セラドーム、
・・・はっきり言って、東京と違って
いかに大阪に緑がないか、公園も空き地も無いか、
実感させられる光景を突きつけられて、
あんまりいい気分ではありませんでした。
せめてもの救いは、眼下の天王寺動物園だったのでした。
娘は望遠鏡で、フラミンゴを見ていました。

せめて夜景なら、大阪の町もきれいかもしれません。
でも、18時以降は上れない通天閣。
残念ながら、夜は食い倒れだけ、かな。
夜景は新しいショッピングビルやホテルの方がきれいなのです。

ビリケンさん？　どんな願いを掛ければいいのか。
取りあえず、お約束の記念写真と足の裏こちょこちょ。
神様だというけれど、何だかやっぱりちょっと、変、かな？
色んなお土産があったけれど、結局買わず。
無料の占いだけ試したら、大吉。キーワードは、やさしさ、人、光でした。
何か、意味深なキーワードでした。

大阪モダン―通天閣と新世界 (AROUND THE WORLD LIBRARY―気球の本)

見上げれば通天閣 (近代麻雀コミックス)