カレーなる一日
本日は研修日である。丸一日中、ぶっ通し。はっきり言ってハード。
よくみんな耐えていると思うが、別に嫌々している訳ではないから、
強制に耐えている訳ではない。
よくみんな、頑張っているなあと称えるべきものなのだろう。
私とて学ぶ必要性と興味好奇心やる気満々で来ているのだが、
最も障害となるものは家族の存在。そう、彼らの食生活の確保である。
お料理の上手な殿方という、希少価値のある存在ではない家人。
結局は娘を連れて外食するのだが、またそれが偏っていたりする。
栄養学的に見て? 食事は楽しい方がいいというモットーを
否定するわけではないが、せめて掟破りは一日一食にしてもらいたい。
という訳で、朝昼晩と家を空けなくてはならない場合、
食事の用意に一番頭を悩ませる。
それでなくても、娘に大甘のとーちゃんは、
娘の喜ぶ顔見たさに言いなりになるに決まっている。
おまけにどういう訳か、食事に関してはお子様ランチ的な傾向が強い家人。
ハハキトクメニューで、終わってしまう。
口当たりの柔らかい食べやすいものばかりでは、何にもならない。
仕方なく、何回食べても喜んで食べるもの。応用の利くものを作る。
シチューやポトフはその代表で、本日はカレー。
昨夜から仕込んで、彼らが万が一煮詰めても大丈夫なように
少々緩めに仕上げてある。スープまでとは行かないものの。
今回は久しぶりに合挽きミンチを使ったキーマカレー。
林檎を入れて中辛ルーをまろやかに仕上げる。
食後のデザートはブルベリーヨーグルトがけ、苺。
案の定、昼は外食。うどんとたこ焼きの炭水化物過剰。
野菜がたっぷりのカレーは、それを補ってくれる。
私の研修日、我が家はカレーなる一族だ。
せめて手作りであるのが愛情の証、レトルトカレーは食べさせない。
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さて、研修中の私の昼食もカレーである。一日3食カレー。
実は、研修場所の近くにご夫婦で営むスリランカ料理の店がある。
ランチはナンも選べるし、ライスもウコン色、
スープは現地の味、チャイは安くておいしい。
カレーはチキン・ビーフ・野菜と選べる。
片言の日本語でもてなしてくれるので、居心地がいいのだ。
本日は、偶然貸しきり状態。のんびり20分。(昼休みが30分なので)
午前中に詰まった頭を、ここで仕切りなおす。
私は研修場所でランチを広げない。絶対に外の空気を吸いに出る。
意識して切り替えたり、考え直したり、頭を空っぽにしたり。
引きずらないようにする為にも、組み立てなおすためにも、
安心できて安全な場所が必要なのだ。
カレーなる一族のカレーなる一日は、自分のカレーに始まり、
馴染みの異国の味に支えられ、帰宅後疲れを癒しながら
再び、家人がよそってくれる自分のカレーを食べる。
1日に3度のカレー、スパイスの効いた食事が
願わくば、リズムとアクセントのある生活の礎となるように願う。
消化不良にならないよう、穏やかな薬膳であることを願う。
ちなみにうちは甘口です。まあ、最近は中辛かな。
でも、娘が大きくなっても辛口にはならないと思います。
娘には甘い、私たちです。
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