Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

福を食べる

朝から言葉を貰う。「芋たこなんきん」での一場面。
医師の仕事に自信を失くしている義妹に向かって、
入院中の小説家の主人公の言葉。こんな感じのことを言っていたと思う。
「好きなことしていても辛いことは沢山ある。
 嫌いなことしていても同じくらい辛いことは沢山ある。
 同じ辛いことでも好きなことなら我慢できる。」


それを聞いた娘曰く、「好きなことをしていれば
嫌なことでも嫌だって感じないと思うよ。
辛いこともすぐに終わっちゃうって思うよ、
ね、おかーさん。」うーん、ポジティブな奴、君って。
でも、本当だよね。仕事は好きだから続けられる。
嫌なことしてお金を稼いで生活するのは、辛い。


いつものように家族が再会できるように、府内を北上する。
途中で、寄り道。駆け足でリール近代美術館所蔵の
ピカソモディリアーニの時代」展を観る。
100点余りの作品は見ごたえがあった。
寡作で短命なモディリアーニの聖母子とも言える
「母と子」は是非見たかったし、
キュビズムをブラック・ピカソ・レジェ・ロランスと
少しずつ一気に眺められたのは、楽しかった。

        


展示の後半で娘は興味を失くし(無理も無い)、
私も同様。館内は暑すぎて集中力が持たなかった。
娘が選んだ海の風情を詰め込んだ遊び心たっぶりの
ちょっと早目のバレンタインチョコを購入。
Pengle&Phinkleのunder water park
水族館にいるみたいな気持ちになれるチョコ達。


大急ぎで家人との待ち合わせ場所へ。
本日のランチ、越南酒販のビアホイにて。
久々にヒットのランチ。何しろ禁煙席の内装が豪華。
料理の味が現地に近い。デザートバイキングが付いていて、
土日1200円。小学生以下の子供はフォーとバイキングで500円。
お得感が一杯。
               


お茶はチャイ・冬瓜茶・ベトナム緑茶、ベトナムコーヒー、
ジュースはグアバやライチ、クランベリー、オレンジなど、
色々選べます。デザートはベトナムスィーツ、チェー。
カラータピオカも美しく、白玉やフルーツ類、
色んな味のコーンフレーク、ココナッツミルクやチョコミルク
自分でアレンジして掛けて食べる。・・・食べ過ぎた。


どうしても、一通り味見をしようと思ってしまう浅はかさ。
われながら食い意地が張っている。
北上してやっと本日のメイン、垂水神社へのお参り。
午前中の豆まきには間に合わなかったけれど、
お不動様の前で護摩儀を炊く神事を眺めながら、
お振舞いのぜんざいを頂く。

    
                 
家人が3つ目の大学病院を退院して、今日で丸1年。
少し張り込んでお寿司屋さんで恵方巻を買う。
上巻、並巻、娘のためにサーモンを入れたサラダ巻。
家人の冷蔵庫の残り物で、豚汁を作る。
ちょっと遊び心を出して紫芋を入れたら、世にも恐ろしい紫豚汁。
色は凄いが味は普通なのが笑える。


家人も娘もええーと驚愕のまなこ。
何といっても大根・牛蒡・人参・山芋・豆腐・豚肉が
みんな紫芋色なんだから、赤ワインも真っ青の仕上がり。
辛味味噌で作っても、薩摩芋独特の甘みが強くて美味しい。
ということで、娘はお代わりしてくれました。


豆撒きは娘の仕事。ベランダと玄関から「鬼は外、福は内!」
特別な入浴剤(パッションフルーツの香り)のお風呂。
香りと泡と共に中から出てきたのは、victory、
成功運の赤ブタちゃんでした!
我が家の節分はこれにて終了。では、おやすみなさい。