同僚、そして家族
室長が嬉しそうに古本屋の掘り出し物だと言う。
偶然手に入れた書物が、著者の直筆サイン入りだったという。
本当に直筆なのかどうか、確かなことはわからないけれど、
まあ、こういうこともあるのかもしれない。
でも、著者の立場になれば複雑な心境だよね。
古本屋に出されていたっていうのは。
(実は結構新しい本で、話題作だった)
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ちなみに室長は、家族で週末温泉旅行。
娘さんの卒業祝いを兼ねてだとか。
一緒にカラオケを歌うのだと、仕事の合間に選曲、
メモしている様子は、歳の離れた女の子とデートする準備に
余念の無い姿。(もはや単なる親バカ)
ごめんなさい、帰ってきたら仕事の資料下さい。
私の手元には無いんです…。
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テーブルの上にはカボスゴーフレット。
先輩のお土産。博多と由布院に行ってきたとか。
いいなあ、仕事から100%解放されていて。
でもって週末からは息子さんと沖縄旅行だとか。
ほえー、来週からの修羅場に備えてみんな一寸…。
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別の先輩から、「寧夢さん、これ、あげよう」
クチャクチャのチケットはピカソ展の招待券。わーい。
この先輩、まったく別の部屋の人ですが、勝手にここに来て
コーヒー入れて、雑談して息抜きしに来て、仕事に戻ります。
本日振られた話題は「鬼とは何か」
はいはい、古典においては、民俗学では、著名な研究では、
祟りと鎮めについて…、あのう、先輩…。
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仕事をしようとしたら、飛び込みのお客さん来る。
資格免許更新についてバックアップとスクーリングの話題。
カリキュラムとフォローアップについての話題。
果てはかつての業績まで話して行かれた。ふう。
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本日、昼休みの短い時間、昼食よりも鍼。
硬い鉄板は熱くなるのに時間がかかると言われて、
皮内針を埋め込まれる。利き手の右手がこわばっている。
肩も背中も目も指も疲れが取れない。歳だ…。
歩くシップとテーピング人間と化して、仕事に戻る。
転勤の内示を待つ後輩。
ごめん、もっと話せる時間が取れればいいのだけれど。
本当はいっぱい言ってあげたい、貴重な20代の後輩に。
そう、いつまでもこんなところにいちゃいけない。
覚えられる仕事も覚えられなくなる。特殊が一般になり、
当たり前を知らないままになり、外に出て行くと
白い目で見られてしまうことを。
本当に仕事できるの? もの知らず?と見られてしまうことを。
同い年の同僚からのメモ。昨日の資料の訂正。ほえー!?
うーん、昨日からいくつ訂正を入れるつもりだ?
一寸しっかりしてくれよ…。でも、まあお互い様か。
再び同い年の同僚。転勤を目前に隠れタバコを、露わに。
うーん、この職場、タバコを吸う女性が多いのが悩み。
においに敏感な私は、すれ違ってもわかるからね。
退社時間。新任の頃からの同僚。転勤を繰り返しても、
お互い腐れ縁なのか、3つ目の職場も同じか、の同志。
しかし、彼はこの週末二フレックをお供に過ごす。
もっとも私と違う病気で、定期検査を続けているから
淡々としたものだ。検査は既に生活の一部になっている。
異質なものとの戦いではなくて、もはや共同戦線だ。
娘とのお出かけの為に、京のお漬物をお土産に帰宅した家人。
憎い奴。食べ物で懐柔される私も私だが。
ふきのとう、きゃらぶき、葉とうがらし。
これでおいしい酒さえ好きなだけ飲めれば、もっと嬉しい。
そんな体ではないからね、残念ながら。
チャングムナイトの夜は更けて、週末が始まる。
お持ち帰り仕事が無ければ、家族の時間が必要無ければ、
本当は別のことがしたかった私。別の仕事がしたかった私。
別の勉強がしたかった私。今はできない私。
もう一人自分が欲しい。もう少し有能な。
家族との付き合い、自分との折り合い。
これが実に難しい。
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