Festina Lente2

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手術(入院2日目)

朝の9時からの手術なので、8時半前に部屋へ行った。
思いのほか母は元気。少し安心した。
ルート確保の点滴に主治医の先生が上がってくるという
話だったのに、結局手術室で入れるという事で、
しばらく部屋でのんびり。


その間に、母の写真を取ることにした。
・・・どんなふうに顔にメスが入るのか、
手術の仕方を聞いていても、はっきりとはわからない。
傷が残るという事以外は。


部屋から点滴を入れないで済むとなると、
ストレッチャーに乗って移動するのも楽。
9時5分前に、手術室の前で別れた。
家族の控え室で父と二人で待つことに。
・・・沢山の人が待っている。
この待合室には何故か青森のねぶた祭りと、
尾瀬水芭蕉の絵の2枚の大きな油絵が掛かっている。


とにかく眠い。座ったまま居眠り。
父は煙草が吸いたいらしく、どこかへ消えてしまった。
当初の予定の2時間を越えて、2時間半。
術衣姿の先生に呼ばれて、手術室の前へ。
きれいに取れたとのこと、良かった。
やっぱり予想通り「取らなくてはならないもの」だったよう。

健康と紫外線のはなし―日焼けが皮膚がんをおこす

健康と紫外線のはなし―日焼けが皮膚がんをおこす


先生はまだ次の手術があるから、部屋に上がるのは
夕方になるとのこと。お疲れ様です。お忙しそう。
しばらくして出てきた、母はストレッチャーの上で
元気そうだった。まあ、局所麻酔で手術だしね。
「手術室って音楽が流れているの」なんて、
子供のように嬉しそうに話している。


顔の包帯は思ったよりも少なめだと思ったが、
母は、「こんなに沢山切るとは思わなかった」よう。
昨日の聞き取り時の看護師さんの付き添いで、
部屋に戻って一休み。バイタルも安定で、
点滴を抜いてもらう。昼食もOK。


味見をさせてもらう。関西の病院と思えない、
高血圧の持病を持って居る老人に出すものとは思えない
味付けの濃さ、塩辛さ。
うーん。これでは・・・。
ホームドクターの内科のお薬が、
こっちの病院の先生との連絡の行き違いで
出ていないのに、大丈夫かなあ。血圧。


父と交替で昼食。父も安心してちょっと脱力。
眠くてたまらないそう。私は外の空気を吸いに出た。
病院の食堂では、食べたくない。
病院の外、馴染みの店で一服。
家人の入院時に通った店、Regareで。


シェフは秋にはお嫁さんを貰うそう。
明るい話題に心が和む。
病室に戻ると、孫に会いたいと母はぐちぐち。
手術が終わってほっとしたのか、いつもの母だ。
もう少し、おとなしくなってくれていていいのに。
良かったね、あっという間に終わって。


緑の指の母が、日焼け止めをきちんと塗って、
破壊されているオゾン層の影響をモロに受けずに
きちんとお手入れを心掛けて、日向に出てくれると
何の心配も無いんだけれど、ね。
これから、少しは私のいう事も聞いてくれるかな。
ねえ。

子どもと皮膚と太陽

子どもと皮膚と太陽