Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

神経内科、MRI(入院4日目)

主治医から紹介状を経て、神経内科へ。
大学病院では外来は予約時間がはっきりしているが、
入院患者はキャンセル待ちか、外来の秋時間に放り込まれる。
午後から待機と言われて、この初診は同席を外せない。
やむなく後半休を取り、病院に駆けつける。
私の予想では14時以降だと思ったが、
12時以降待機と言われれば、患者サイドはどうしようもない。


予想通り、神経内科へ降りてくださいは15時。
やれやれ、「せこい」けれど、いったん車を出し、
再度入れて駐車料金を節約すれば良かった。
待っている間に、大阪から東京まで行っているよなあ・・・。


さて、知識はあれど、肉親の神経内科受診、
実際に、長谷川式簡易知能評価スケールを受ける
母を見るのは、・・・辛い。

親の「ぼけ」に気づいたら (文春新書)

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年月日や場所が言えない妻の様子を後ろで控えながら、
一言も口を挟まず見守る父も辛かろうが、
その後の父の「現実逃避」の方が、・・・凄かった。
「この頃の医者は、つまらん検査で診察するなあ」
おいおい、そんな強がり言っている場合じゃないのだ。
気持ちはわからんではないが、冷静になって欲しい。


まあ、まだ字も読めるし書ける。
でも、調子の良い時と悪い時の差が大きい。
一人では外出できないし、道に迷ってしまう。
庭の植物と孫への執着が、頻繁な断線を防いでいる。
高齢者の抑鬱状態の可能性も視野に入れながら、検査。


MRIは常に予約が混んでいる。血流を見るシンチを悩む先生。
両親は先に退室。先生に虚血性の発作の懸念を伝える。
時々お地蔵さんだから、ねえ。記憶が飛ぶ前後は。
眼瞼の下垂、鈍磨した表情、頭痛。
磨きがかかってきた偏屈、急に怒り出したり陽気になったり。


とりあえず、普段の生活と状態を手短かに話す。
その為に初診に付き添っているのだから。
先生は私の職業を訊く。? 何か不審な点でも。
説明の仕方、まずかった? ああ・・・。
先生は私の仕事内容を聞いて、やや納得の模様。


病室へ戻って、ちょっと休憩していた16時頃、
いきなり看護師から、MRIのキャンセルが出たとの連絡。
え? さっき神経内科の先生来週って言ってたのに、
そんなに早くオーダーがよく入ったものだ。
「どうしますか?」って、そりゃ行きますともさ、すぐに。


中央MRI1の19番目に滑り込めた模様。・・・ここで着替えるの?
金属類は前もって外した。乳液を付けて指輪を回して。
ところで、MRIを今まで何度も受けている私だが、
こんな所は経験した事が無い。だって・・・、
機械を操作しているパソコン、患者の家族が見ていて
いいのでしょうか? 全ての画面、操作状態丸見えなんですが。
無論、私には読影できないからどうってことないですが。


今まで受けた経験では、台の上で寝ている間に
様々な注意事項や、今どこを検査しているかとか、
後何分ぐらいだとか説明アナウンスがあったのに、
ここでは30分間、全く何も言わずに患者を寝かせておくだけ。
初めての患者は不安を抱かないのかな。
身動きできず、かなり不快な連続音にさらされているのに。
(もっとも、慣れた私はうとうと寝てしまいそうになるが)
大学病院と民間の差か?


内線電話、下肢のプレートはMRI不可の返答。
手術した病院に素材の問い合わせをしてから、
放射線室に問い合わせをして欲しいとぼやいている。
あのう・・・、会話、全部「筒抜け」なんですけれど、
この待合室兼更衣室、こういう状態でいいのだろうか?
知らないぜ、あたしゃ。


母と一緒に病室に上がる。さすがに疲れた模様。
そうだろうなあ、私も生まれて初めてMRI取った時、
あの騒音にはめげた。寝ているだけなのに疲れたもの。
主治医の先生は、神経内科の診察がどうだったか
心配して下さっていた模様。
病棟に戻ると、NSの中から出てきてくれた。


残念ながら主治医の先生、来週は出張。
優しくて大好きな先生なのだけれど、
代わりの先生はどんな人なのかな?
とりあえず、外勤の明日も夕方戻って来て
顔を出してくださるそう、ありがたいことです。
今日は、これで。
お母さん、また明日ね。

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