早々、ずっこけました

久しぶりに通勤路線の電車からの景色。
ああ、桜並木がきれいねー。
例年より遅めだけれど、きっといつもの景色・・・？
妙な違和感、桜と対になっていた花壇が全く消えている。
この路線に何があった？　一体何が？

桜の薄ピンクと、雪柳やコデマリの白、連翹の黄色、エニシダの黄色、
そういうコントラストが当たり前だった沿線、全く色彩が無い。
よく見ると・・・、何と言うこと。
一連の低木類をこともあろうに角刈り状態。枝が無い。
赤芽樫やカイヅカイブキの垣根、塀じゃあるまいし、
ボックス型に角刈りしてどうするのよ！？

長く伸びた枝に、房状に花が付いているように見える樹形が
低く桜を守るように続いている線路沿いの丘が、
風光明媚な春を醸し出していたのに。
それとも何でしょうか、植木には詳しくないですが、
何年かに1度はこんなふうに枝を刈り詰めないと、
剪定上、問題があるのでしょうか？

線路沿いの土地は、誰のもの？　整備はどこが担当？
落ち葉を取るのも道路掃除もただすればいい、
形を整えればいいじゃない、それで仕事はおしまいじゃない。
剪定は素人では難しい。それぞれの個性を生かして、
咲き頃を想定して、手入れをするのが当たり前なんじゃないの？
久しぶりに電車に乗って、ずっこけました。

職場では同僚が、東京土産だとくれたものが・・・
その名も、「防衛省誕生！　桜まんじゅう」嘘みたい。

YELL?エール/桜?コブクロコレクション

桜風

日本の夜桜 (SUIKO BOOKS)

「2007年1月9日　防衛省移行記念　防衛省誕生！」
という前書きの付いた桜まんじゅうは美味しかったけれど、
（薄ピンクに塩漬けの桜の花びら入り漉し餡）で
中のチラシに大嫌いな阿部さんの似顔絵が。
彼のふきだしの台詞が「日本の安全と未来を守ります」
だから、まんじゅうを包んでいる紙に1枚1枚
「陸・海・空　日本の安全と未来を守る」と書かれているんです。

思わずこけそうになりましたが、しっかり賞味させて頂きました。
靖国神社は桜できれいだったそうです。ええ、そうでしょう。
去年、大阪に来るなんて思いも寄らず、上野公園や千鳥ヶ淵、
靖国の桜も楽しませて頂きましたともさ、娘と共に。
桜の花に罪はありません。食べ物を粗末にする気もない。
ああ、こんな奴の似顔絵の付いたまんじゅうが哀れ。

はれほれひれ。このあと、会議は目白押し。降って沸いた休憩。
いつまで続くぬかるみぞー。匍匐前進の1日になりそうです。

日本の桜 (フィールドベスト図鑑)

桜が創った「日本」―ソメイヨシノ 起源への旅 (岩波新書)

櫻守 (新潮文庫)