Festina Lente2

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若葉マーク

離任の挨拶に来られた人々と、仕事の束の間、雑談。
記念の品を渡したり渡されたり、別室でちょっとお茶を飲んだり。
それだけなんだけれど、お名残惜しくて。
桜吹雪のこの季節、出会いと別れはどちらが似合う?
散り敷く桜には、やっぱり別れなのかなあ。


職場の庭に散り敷く桜。桜吹雪の吹き溜まりもできていて。
川面なら、花筏になって流れていくのかもしれないけれど、
車に引かれていくだけの花びら達の末路が悲しい。
時折、風に吹かれて、開け放した窓からひらひらと舞い散ってくる、
その瞬間の愛おしさ。出会いと別れの気持ちにも似て、
ご縁を結び、ご縁をほどき、また結び直す日はいつか・・・。

詩集 若葉のうた

詩集 若葉のうた

「経験知」を伝える技術 ディープスマートの本質 (Harvard business school press)

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仕事、組織、人、お客様、対人関係、人間関係、役割分担、職務。
最後に腹を割って話してみれば、雲散霧消とまで行かなくても
わだかまりが解ける部分もあるが、
全てそのように都合よく運ぶわけではない。
去る者にも残る者にも、それぞれの立場がある。
敵対する訳ではないが、何がしかの利害を被らざるを得ない関係なのだ。


娘の音楽教室。学校の時間割とレッスンの時間が合わない。
なかなか折り合いが付かないと、難しい。
私だって、そうそうお迎えに行けるわけじゃない。
グループレッスンも難しいメンバーとなると、
そこに放り込んで任せっきりという訳にもいかない。
難しい。なかなか折り合いをつけるのは。
名残惜しくはあるけれど、このままではどうしようもない。


転勤していった娘の担任の先生。どんな気持ちだったかな?
ベテランの話のわかる素敵な先生で、娘を始めクラス全体を
がっしりと受け止めてくれた、「小学校1年生の担任の先生」
親にとって、これほど忘れられない先生も無いのだ。
子供が学校にどのように向かっていくか、
その全てがかかっている1年生の最初。
仕事や通院で不規則な生活を理解してもらって、
娘をよく見て頂いた、そんな関係が新しい先生と
築いていければいいのだが・・・。


転勤してきたばかりの先生が担任となると、
保護者としても少し構える。先生自身が学校に慣れていないから、
こちらも様子見をせざるを得ない部分もある。
色んな思いにとらわれながら、家の中、仕事、
新しい関係を結び直していく季節。



水に流せないこともある。しかし、時は春。
心ほぐれて、優しくなって、目をつぶって受けいれることも、
忙しさに取り紛れたことにして、忘れたふりをすることもできるのでは。
そんなふうに思いながら、慣れない関係、慣れない業務、慣れない立場、
新しい面子、新しいシステム、新しい発見をしながら
少しずつ若葉を伸ばしていかなくては。


そう、ベテランになっても若葉マークの初々しさを忘れずに、
若葉マークの吸収力、チャレンジ精神を忘れずに、
知らない道でも走ってみよう。
知らないことでも、試してみよう。
そんな、春、爛漫、名残の桜吹雪を見ながら。

静かなリーダーシップ (Harvard Business School Press)

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コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法 (Best solution)

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