Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

脱力系の朝

朝、というか夜中。娘に添い寝して目が覚めたらまだ午前2時。
眠れなくなり、深夜映画の「エリザベス」を観しまった。
この映画、好きだったなあ。娘がおなかの中に居た時だっけ。
映画館によく通ったなあ、産休中、昼間から映画が見られるーって。
でもって、元気におなかを蹴っていたなあ、映画のいいシーンでは。
おなかの中で、一緒に観ていたんだろうなあ。
     


ということで、娘の「観る目」は、なかなか厳しい。
NHKの朝ドラを娘と一緒に夜の再放送で楽しんだ「芋たこなんきん
娘がいまだに大好きなのは「風のハルカ
いじめが一杯だと、現在の「どんど晴れ」には見向こうとしない。
うーん、小学生にもそういう風に見えてしまうドラマか。
  


私にも、健気で明るい主人公の設定が白々しくて、
こういう設定って先がミエミエだから、今一つのめりこめない。
娘よ、君もそうなんだね。何が起こるかわからない、
あの明るい展開が、このドラマには感じられなくて、
レールの上を走っている感じ、なんだよね。


毎朝、通勤途中ラジオから流れてくる「どんど晴れ」のテーマ曲、
大好きな小田和正の歌声だが、出勤には全く向いていない。
というか、大体これから戦場に赴こうか、という気分の時に、
「あの笑顔を見せて 僕の大好きな」と、甘い声で歌われてもねえ・・・。
タイトルは「ダイジョウブ」だが、こちとら、ちっとも大丈夫じゃない。
やる気をそがれるというか、何と言うか、いやはや、
毒気を抜かれるというか、この歌、脱力系・・・。
こういう甘い歌に心なびく、心惹かれる毎日ではなさ過ぎる。
そういう意味では、「エリザベス」の心境。

NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』上巻

NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』上巻

NHK連続テレビ小説 どんど晴れ〈上〉

NHK連続テレビ小説 どんど晴れ〈上〉

NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』下巻

NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』下巻

 

それでも、今朝は何ともいえない美しい花びらroadが迎えてくれた。
散り染めの八重桜でピンクの道、門から職場の駐車場まで
踏むのが申し訳ない気持ちで車を走らせた。
昨夜の雨風が嘘のようなお天気、それだけでも気分がいい。
おまけに週明け、いつも胃が痛くなる会議が今日は無し。
万歳三唱!
 


昼休み前に天恵とも言える貴重な空き時間ができて、
早速、路地裏、ベテランおじいちゃん医者、
(決して待たされることのない)町医者に超特急。
大正時代かと見紛う診察室、昔のお母さん? 従軍看護婦のような
白い割烹着姿の受付兼看護師。よっこらしょと上がるのも大変な診察台。
痺れと痛みをわかってもらえて嬉しい。


「この薬はどうやって飲むのか、覚えていますか?」
はいはい、ありがとうございます。5日分。薬局に行かなくても、
すぐに出してもらえるというのは、とてもありがたいです。
(単に、個人的・時間的な問題であって、
医薬分業のことはある程度までは理解している、・・・つもり)



ベルクスロン ゲット。5時間おきに飲むのは面倒だが、
この際、午前中にゲットできたのが嬉しい。
できるだけ早期服用の方が早く直る、わかっている。
でも、土日で救急に駆け込む程ではない、と判断したのは私。
どんなふうに診察されるか、こだわったのは私。
ここが休みだと、かなり遠い所まで行かないと駄目だから、
気分的に、治ったも同然のような感じ。


今週、今週さえ乗り切れば、家族旅行が待っている。
これで体の痛みを抑え、虫歯も副鼻腔炎も悪化しませんように。
自然治癒を待つよりも、確実に痛みを抑えられるはず。
(今までの経験上)抑えられなくちゃ、困る。
余りにも煩雑な会議に神経をすり減らした4月週明け、
来週も連休で抜けるかと思うと、今から顔が笑ってしまう。


早く脱力系の自分に戻りたい。
ニヤニヤしながら、小田和正の曲を朝っぱらから聴いて、
仕事に向かえるような、ちょっと余裕のある、心の柔らかな
・・・そんな自分に戻りたい。
花びらroad、再び、「ピンク色の自分」を取り戻したい週の初め。