Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

娘はタフタフタフ

早朝登山にバードウオッチング、オリエンテーリングに、料理。
キャンプファイヤーにパン作り、なんて娘はタフタフタフ。
  


4:00 起床。剣尾山へご来光を拝みに家人と娘は早朝登山。
    軟弱なかーちゃんは朝寝を楽しむ。
6:00 バードウオッチングへ。6:30からは下山してきた2人も合流。
    環境省委託の観測員の方も、10年ぶりに見たというコルリ
    地味ながら青くてかわいかったこと。
8:00 キャンプ中だというのに和洋折衷の、豪華なバイキングの朝食。
9:00 各自希望のプログラム開始。
    マウンテンバイクは年齢制限があって不可。
    娘と2人で1時間オリエンテーリング。家人は登山疲れでダウン。
    我々が果敢に林をさ迷っている間、昼寝。


10:15 カレーとおやつ作り。
    野菜を剥いて刻むのも子供達には冒険。
    包丁を触らせることそのものが、チャレンジ。
    何故か娘は最初からにんにく係。臭いのがお好き?
11:00 冷凍パイシートを4枚重ねでは、包丁で切れない子供たち。
    体重を掛けて2枚ずつ切って、ダッチオーブンの為の炭熾しへ。
    団扇で扇ぐのも、暑いのを我慢するのもチャレンジ。
12:00 待ちに待った昼食。みんなで食べると美味しいね。


13:15 娘はディスクゴルフへ、私たちはアーチェリーへ。
14:30 おやつ作り。食堂を借りてみんなの分も作る。
    膨らんだパイに生クリームとブルベリーをどっさり。
    お手伝いしながらの味見も楽しい。
15:00 おやつ。一人二個ずつって、食べ応えありすぎ。
15:30 クラフト。私の青虫は意外と子供たちに受けた。


16:30 夕食の豪華メニュー、鯛めし、チキンローストに挑戦。
    我が家は鯛めし係。ここは、地酒老松と秋鹿の出番。
    昆布を敷いた鯛、だし汁、塩、薄口。ダッチオーブンで炊く。
    カセットボンベなのがご愛嬌。ローストチキンは炭火ダッチで。
18:00 我ながらガッツポーズの鯛めしの出来。頂きます。

        
 
    ローストチキン班の肉汁は何とラーメンへ。
    ダッチの炭火で即席チャーシューならぬ、ヒレ串火焼き。
    娘はラーメンへ、私は鯛めしで鯛茶漬け。歳の差かな。


19:30 キャンプファイヤー。何といっても、リーダーの活躍光る。
    親子一緒に載せて騒ぐのに、さあ、どう出る!?
    いやあ、歌って踊り狂いました。(笑)


20:45 闇と炎の別世界から帰ってきて、ほっと一息つく間もなく、
    何と朝食のパン作りとな? 娘、必死で粉を練る。
    うーん、どんなふうに発酵するかな?
21:30 入浴。さすがに眠い。
22:00 おやすみなさいと思いきや、娘、「読書する」
    図書館から借りた本を、リュックに入れてきたとは
    誰に似たのか、本好きは。・・・見上げた根性。        

鳥のおもしろ私生活―森の野鳥観察図鑑

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カロリーヌキャンプにいく (カロリーヌとゆかいな8ひき)

カロリーヌキャンプにいく (カロリーヌとゆかいな8ひき)


このキャンプで、改めて子供の成長、底力を思い知った。
まず、体力面。早朝登山は大人でもきつい。
普段鍛えているリーダーでもヘロヘロなのに、
文句も言わずに、バードウオッチングにも付いて来た。
双眼鏡で鳥を探すのは、生まれて初めての体験。
カワラヒワキセキレイホオジロヒヨドリヤマガラ・・・。


80年に1度の滅多に見られない、熊笹の花が去年咲いたそうだ。
だもんで、一面枯野原の山林を、鳥のさえずりを頼りに歩き回る。
渡りのこの季節、鳥は相手を求めて声高らかに歌う。
地鳴きと異なる声を聞けるのは、春の特徴だとか。


特別の許可証を持つ人しか使えない霞網。
生まれて初めて、その仕掛けを見せてもらった。
ちなみに六甲や箕面では密猟者がこの季節わんさか、だそう。
ハイキングの途中でこんな網を見つけたら、遠くはなれてから
110番してくださいとのこと。悪いことをする怖い人に
直接かかわらないようにと、子供たちは注意を受けた。


で、朝食後のオリエンテーリング、方向は合っているのに、
途中で道が消えてしまい、川沿いから山林へ迷い込んでしまった。
稜線を目指せば上から景色がわかるとずんずん歩いたものの、
娘からは「引き返そうよ」のブーイング。


もう少しで藪から出られそうなところで、
「野鳥の観測の仕掛けがあるので、藪の中をむやみに歩かないで」との
お言葉。「すみません、道に迷ってしまって」
なんと、本道までわずかに5メートル。茂みでわからなかった。
遭難ってこんなもんなんだろうな。


料理。作るのは好きだけれど、後片付けをせずに遊ぶ子供たち。
仕方が無いかと思いつつ、これではいかんなあ。
でも、一人っ子の娘があっという間に男の子たちと、
キャッチボールをしたり、走り回ったりしている姿を見ると
何も言えなくなってしまう、かーちゃん。
そうか、君、そんな笑顔できるんだと、しみじみしてしまう。


アーチェリーはビギナーズラッキーで、結構いい成績。
昔、新宿の射的場でもライフルは結構上手く行ったもんだったと
自己満足に浸る私。空は青く、風は心地よい。
汗はさらりとして匂わず、昨日よりも体が軽い。


キャンプファイヤーの火を見ると、昔、学生時代、
自分がキャンプリーダーだったことが、嘘のようだ。
体や心が覚えているには、歳を取りすぎて子供が出来たからか、
仕事仕事で自然にいそしむ、アウトドアライフを忘れてしまったのか、
もともとインドア派だったから、仕方の無いことなのか。
あっという間に過ぎてゆく、キャンプでの時間。
長いようであっという間。3ヶ月も前から確保したこの時間。


子供の旬は短くて、家族の旬はもっと短い。
赤ちゃんの頃の話や写真には、見向きもしなくなった
大人っぽい「ふん」を連発するようになった、今日この頃。
かーちゃんは、君の笑顔を久しぶりに沢山見たよ。


両親から離れて、新しく出来たお友達と一緒にばかりいたけれど、
いい、それでいいんだ。
一人っ子の君は、親にずっとくっついていちゃいけない。
かーちゃんは寂しいけれど、君が素直にちゃんと育っている証拠って
わかっているけれど、うん、やっぱり寂しいかな、ちょっぴり。

野鳥博士入門―たのしい自然観察

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