箕面の滝参り

午前中しっかり夏休みの宿題を済ませて、
午後から予定通り、箕面の滝まで出かけることにした。
家人宅からは、車で30分の距離だ。電車よりも早い。
天気は薄曇り。小・中いずれの遠足であったか、
箕面の滝に、紅葉の天ぷら、サルと昆虫館の思い出。

少し渋滞があったものの、到着。
さすが、紅葉と滝で有名な箕面。マンホールの蓋が。

どの店でも申し合わせたように、紅葉の天ぷらを揚げている。
最初の目的は昆虫館。昔の面影はなく、建て直されたよう。
小さな博物館だが、放蝶室では南国の森の中のように蝶が舞う。
夢中になってデジカメを構える娘。
（残念ながら手振れだらけで、ほとんどまともな写真なし）

さて、目指すは一路、箕面の滝。
足取りも軽やかな娘と家人を見送りながら、
かーちゃんは、よろよろよたよた、足取りも重い。
木陰で涼しくて寒いくらい、歩きやすい観光地の山道なのに、
普段から運動不足のかーちゃんは、牛歩。はぁ・・・。

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いかん。あかん。よう言わん!! (角川文庫)

レナード現象も、さもあらん、到着。水しぶきも美しい箕面の滝。
来週はお祭りでライトアップされるそうだが、残念、
その時は子ども会のキャンプなのだ。
滝壺から少し離れると、魚が群れ泳いでいるのが見える。
清流。子供たちは水遊びに余念がない。

滝の茶屋で、遅めの昼食。茶蕎麦に紅葉の形の蒲鉾。
上から見ていると、何だか外国の観光地みたい。
というのは、ベビーカーならともかく、
信じられないくらい犬を連れて歩いている人が多いから。
ふもとに高級住宅地が控えているせいか、
お散歩コースが贅沢な山登り、いや箕面の滝参り。
かつての寺社の広大な敷地は今は、国定公園。
それが、ワンちゃんたちの森林浴お散歩コース。

茶屋の足湯に浸かりながら、疲れた足の休憩。
律儀にも紅葉の天ぷらを見学させてもらった店で買うと、
調子よく、どんどん坂を下っていく娘、
とーちゃんかーちゃん、全く追いつけない。
と、苔生した塀にきのこを見つけたり、
偶然トンボを見つけたり・・・。

　　　　　　　　　　

観光地の例に漏れず、温泉がある。
ドクターフィッシュに手足をツンツンつついてもらい、
心なしか角質が取れて、滑らかになった気に。
その後、しばし温泉でくつろぐ。
娘はとーちゃんと一緒に男風呂に行くのに、しばし逡巡。
でも、もっと大きくなったら一緒に入れないからと、
元気に男風呂へ行ってしまった。
よかったね、とーちゃん。今日も一緒にお風呂に入れて。

30分で帰宅。本日の夕食はマーボー春雨に、冷奴。
大根ときゅうりとトマトのサラダ。
箕面ビールという地ビールを買ってきたけれど、
次の休日の楽しみに飲まずに取ってある。

さて、一日も終わった。
実はこれから平日の家へ帰る。
今日のうちにこれを読んでくれるならば、
ＮＨＫのラジオ文芸館の時間が、私たちの夜のドライブの時間。
家族の時間の最終コーナーをこれから、走るのだ。
今日はどんな話かな･･･。
(あいにく政見放送で本日は無し。がっくりです）

いつも朗読を聴きながら、高速を飛ばす。
家族の時間は、夜遅くまで続く。

日本の滝〈2〉西日本767滝 (ヤマケイ情報箱)

滝行―大自然の中、新しい自分と出会う