Festina Lente2

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家族の温度差 その1

ラジオ体操がなくなると、途端に元の朝寝坊に戻ってしまった娘。
みんなが寝静まっている時から、久々にゆっくりと下ごしらえをして料理。
たっぷりのトマト、野菜、調味料、ブイヨン、ぐつぐつ煮込んで。
レミーのおいしいレストラン』ではないけれど、
料理をするのは、特に、平日働いている人間にとっては、
ゆっくり時間を掛けて料理をするのは、ある意味贅沢な時間だ。


朝ご飯を手作りで、ゆったりのんびり食べられるのは嬉しい。
それも家族揃って、音楽なぞ聴きながら。


しかし、何も予定がない休日というのも、心もとなくて嫌いな私。
週末しか会うときが無いのに、一緒に何かできないというのは、
何となく・・・嫌。ボーっと過ごすのもいいけれど、
無駄に虚しく時間が過ぎていくようで嫌なのだ。
限られている時間のことが、どうしても頭を離れず、
後で後悔するのが嫌だなあと思ってしまう。

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新聞の整理をしながら、市の広報を見ていると、
駅前の工務店、竹細工を無料で教えてくれるとか。
糸電話に水鉄砲、いいぞいいぞ。
家人をせっつき、娘と一緒に送り出す。
1人、部屋の中。チラシを眺めたり、たたんだり、考え事したり。
昼食のそうめんのために、久しぶりに錦糸卵を焼いてみたり。


2時前、元気に帰宅する娘。しっかりと水が飛ぶ竹の水鉄砲。
作っているところをデジカメで取っていてくれたかと思うと、
そんなこと何も考えていない家人にムカ!
記録や思い出に希薄なの家人、夫婦の温度差。


そう、こういう時、温度差を感じる。
優しく、労りのある家人だけれど、こだわらなさ過ぎなところが。
子供をペットにする時代だから、一人っ子にべったりとくっついてはいけないから、
色々言われる世の中だけれど、たまにしか会えない娘の姿を撮っておこうとは
思わないのかねえ。ケータイにもデジカメがあるというのに。


習い事、日々の生活、細々とした管理、イライラ、小言、かーちゃん。
映画、図書館、キッズプラザ、お出かけ、とーちゃん。
家人は「美味しいとこ取り」ではないかと、拗ねたくなる私。
(こういうふうに拗ねる事ができる相手がいることが、贅沢との前提で)


食後はボーっとお昼寝タイムになり、娘はDS「文字ぴったん」で遊ぶ。
とーちゃんは寝る、かーちゃんはパソパソする。三人三様。
そして、夕方、例の木造校舎の図書館経由で「お湯場」に行こうとしたら、
小学校は夏祭りで、わんさか。当然娘は「行くー」
定番、ヨーヨーつり、スーパーボール救い、輪投げ、射的、
おまけで3つも打ち落としてご満悦。
焼き鳥、ジュース、お茶、カレーライス、たこせん。


かーちゃん、履き慣れぬサンダル。靴擦れを作ってしまった。
何だか場違いな場所に居る違和感があるけれど、
娘が大喜びだから、まあ、親としては満足。
この地域はこういうことをする所だったんだなあと改めて、
マンションごとのテントや提灯に見入る。
地区の連合自治会が、頑張って小学校で夜店と盆踊りまでするのか。


その後、予定を1時間半もオーバーして、初めて「おゆば」に行った。
炭酸泉で、露天風呂は広々として、癒されて、帰宅。
慌ただしく高速を駆け抜けて、平日宅へ。22:30で28.5℃。
蒸し暑い中、お休みなさい。
・・・ところが、私に穏やかな睡眠は訪れなかった。

長寿社会の余暇開発

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「家庭の味」の戦後民俗誌―主婦と団欒の時代 (越境する近代)

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