率直な質問

娘に言われた。
「お母さん、昨日夜遅かったから、
　日記（ブログ）書く時間無かったでしょう？」
実はうちの娘、夏休みの宿題絵日記がまだ。
母がお仲間だと思って安心してるのかな？

んー、お母さんねえ。1年書いてみたんだけれど、
そろそろ書くの止めようかなと思っているんだ。
「えー、どうして？」
んー、まあ1年書いてみたんだけれど、
コメントも付かないし、ブログ書いているうちに
本を読む時間とか減ってきたし、
まあ、1年頑張ったからもういいかなあと思って。

「お母さん、どうしてブログ書こうと思ったの？」
･･･いきなり、訊いて来たよ、この子は。
だから、書き方を習い覚えた時、行きがかり上。
安易にポリシーもなく作ってしまったなんて、
正直に言ったら、教育上よろしくないのかしらん？

連載小説を書いている訳でなし、公式ブログでも無い。
だから、ボケ防止の日記だよとも言えないし。
備忘録というほど細かく付けているわけでもない。
仕事を前面に出して書く、それは避けたい。

「誰（た）が為に鐘は鳴る」の世界だな。
人はみな、大陸（くが）のひとくれ、大地のひとひらだっけ？
いや、古今集の方が良いのかな。
やまとうたは人の心を種として、よろずの言の葉とぞなれりける。
とにかく書きたいことがあったから、書いてみたまで。

誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)

古今和歌集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

「お母さん、もう書きたいことないの？」
え、いや、無い事は無いけれどさ、･･･あるよ。
「じゃ、どうして止めようかな何て思うの？」
ピラミッドの上、承認欲求を満たせないからなんて、
煙に巻くような答じゃ、いかんわなあ。
ええーっと、止めないで続けた方がいいかなあ。
「うん、もっと続けた方がいいと思うよ」

おいおい、娘とこんな問答してどうなるよ？
全く恐るべき子ども（たち）だよ、誘導されてどうする？

恐るべき子どもたち (小学館文庫)

仕事のことを考えたくないけれど、解放される訳ではない。
家事・育児・介護・生活全般のことが不安だけれど、
悩んだってどうすることもできない。流れがある。
小説の中のように、ずっと子供ではいられない。

しかし、輪郭が薄れてボケてきたとしか言いようの無い
記憶力や感性の片隅で、物語のジャングルに迷い込んだ、
読書体験とは異なるものの、似て非なるものがある。
書いていると、何となく落ち着くって時もあるんだよねえ･･･。
でも癒されるというよりも、自分で書いて落ち込む時も、
多々ある訳で、うーん。ウロボロスの蛇。メビウスの輪。

娘と話しながら、脳内で渦巻く言い訳の数々。
誰のためにブログを書いている？
誰がために鐘は鳴る？
そは汝（な）がために鳴るなれば。
誰のためにって、うん、難しい問題だねえ。
偽悪か、偽善か、露悪趣味か。
そんな事言ったら、ブロガーはみんなその傾向が。
いやいや、それは言い過ぎでしょ。

本当は、言いたいことは沢山あるはず。
書きたいことも沢山あるはず。
でも、泥縄だったから、わたし。
かちかち山の狸の船の心境。
沈みかけている舟に乗っているのかも。
でも、でもでも、こんな心境、何て説明する？
何て言えばいい？

娘はのたまう。
「私が読んでもいい記事書いてよね、面白いの」
全くご無体なリクエストすること。
されど、･･･どうする？
書けない理由は･･･、夜眠いから。（だけ？）
過覚醒が収まってきたら、普通に夜は眠いもの。
これって、まともになってきた証拠？
疲れて眠くなるような体のリズムにになって来た証拠？
だから、でも、やっぱり、今日も、何とかここまで書いて
お休み
なさ
い・・・・・・・・・・

快適睡眠のすすめ (岩波新書)

「脳力」をのばす!快適睡眠術 (PHP新書)