Festina Lente2

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宇宙野菜

同じNHKの夜の番組を見ながら。
中国では200種類以上もの種を宇宙船に乗せて打ち上げて回収。
宇宙線を浴びて突然変異を起こした野菜の種、
遺伝子組み換えという訳ではないので、安全らしい。
おまけにその突然変異のお陰ででっかい野菜に大変身。
あまたの国民の食糧事情を改善させるべく、大きい野菜大歓迎。
・・・ナス1個でかぼちゃほどありました。慣れると平気なのか。
思わず人間が同じように宇宙で宇宙船浴びて巨大化したら、
余計に食料が必要になるのかも、なんてお馬鹿な空想に走った。


味も調理法も少々変えなくては食べられない程の馬鹿でかさ。
古来、食用植物は巨大化・収穫量増大奨励の道を辿ってきている。
地球温暖化、50年後、1年の3分の1が真夏日になる未来に向けて
日本の野菜を救うべく、暑さに強い品種改良が大問題。
幸か不幸か、その頃生きている可能性は少ないと思うけれど。
暑さに強い野菜=熱帯・亜熱帯の植物を育てて食用にする、
それで解決という単純な問題ではないそうで。

植物改良への挑戦―メンデルの法則から遺伝子組換えまで

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植物力 人類を救うバイオテクノロジー

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豊作のムカカに食べ飽いてきた今日この頃、
空気が乾燥してれば乾燥無花果になるのに、この湿気じゃあ無理。
オクラも水ナスも食べ切れないよ、もったいない。
できる時に一気にできてしまい、
食べたい頃には少ししかならない庭の野菜たち。
自家製だから不細工でもうらなりでも熟れ過ぎでも食べているが、
商売もののとなると問題。温暖化で不作が続いている野菜が多いという。


商品価値からすれば、見栄えも大事だろうけれど、
最近の野菜は昔と違って、栄養価が低いものが増えたのだとか。
逆に、昔は知られていなかった野菜の効用も知られてきている。
そういえば「ためしてガッテン」で、美味しいトマトの食べ方
トマトは湯剥きして皮を取るより、皮ごと食べた方がいいとか、
食べ方の工夫も色々聞くようにはなってきた。


私の娘に子供ができて、私が見ることができなくても、
懐かしい味を楽しんでいるかどうかわからないけれど、
野菜、果物、みんなそれぞれの味と形が楽しめたらいいね。
お袋の味は野菜が手に入らないので再現できない、なんてことになったら、
ちょっと嫌、というか哀しい。


宇宙野菜で再現してみました、なんて番組や特集が組まれてたりして。
みんな馬鹿でかい野菜を料理するのが当たり前で、
小粒で小さい在来種は古代種のように貴重品扱いになっていたりして。
京野菜みたいに、人気が出たりしてね。


それにしても、昔食べたものや見た景色にこだわり、思い出すのは
仕事が暇なせい? 逃げているのか?
頭の中が点滅している。
話題が触発するものが、昔の思い出ばかりじゃ、なあ・・・。
ちょっとここの所、螺旋階段下向きだ。
頭が夏ばて? 心が夏ばて? 

野菜だけ?―目からウロコの野菜まるごと料理術 野菜料理大図鑑

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