食欲のない秋

暑さ寒さも彼岸までというのに、殺人的な暑さが続く大阪。
はっきり言ってうんざりです。暑さには強い方だけれど、
料理する気力も食べる気力も湧いてこない。
加えて、刈入れ間近の稲が大雨のお陰で水に浸かっている風景、
林檎の木が倒れている景色なんぞニュースで見るにつけ、
何だかがっくり。気力だけではなく、食欲が落ちてしまう。

夏場から本当に痩せたものの、まあ、2,3キロではなあと
思っていたら、久しぶりに来るお客さんに、
「どうしたの？　何をして痩せたの？」
「すっきりしたけれど、どうしたん？」などと口々に言われる。
お世辞とはいえ嬉しいものだと思いつつ、
実際食べていない。

朝、牛乳一杯。無花果一個。バナナ1本。とうもろこし半分。
昼、午後3時ごろようやく食べられる。外食。スパゲティと紅茶。
　　気が向けば、ムースやゼリーなど食べてみる。
夜、味噌汁、漬物、サラダ、何か果物、
　　元気な時は缶詰をあけてビールか缶チューハイ飲んだり。

とっても元気な時は脂っこいものも食べたくなるけれど・・・。

やっぱり、和食かな。―ラクに覚えて、ラクに作れる、和食のバッチリルール

おうちに帰って、ごはんにしよう。

和食。食べるのは一瞬なのに作るのに手間が掛かる。
娘は「おかーさん、見て見てー」とTVチャンピオンの
和菓子王選手権に釘付け。
美味しそう、でも、お菓子なんだよねえ。
見るだけでいい、見るだけで。
今は食べたいとは思わない。

自慢じゃないけれど、夏痩せなんかした事ないのに、
サラダさえも、食べるのがしんどい最近。
それだけじゃない、10時ぐらいに眠くなる。
いくら夜なべ仕事用のノートPCが無いからって。
おまけに、読書用眼鏡とやらは作っていないので、
本も読まない、（読めない）、書評も書かない。

痩せたねといわれてみれば、本当はもっと嬉しいはずなのに
努力しないでばててやつれているのでは、お話にならない。
「太った豚よりも痩せたソクラテス」のような生活ならば、
自慢もできようものだろうけれど。

最近美味しいと思ったのは、梨、かな。
あと、何だろう？　脂の乗った魚でさえもちょっと。
焼肉は匂いが駄目。塩味のきつさで舌をごまかして
ちょっと色々つまんでみるけれど、何だかなあ。

本当に夏ばて？　年を取ってまた味覚が変わってきた？
良くも悪くも小食になることは、カロリー摂取量が減って
いいことなんだろうけれど、ココロ寂しい気がする。
白いご飯と見ても、うぇーと思ってしまう晩。
やっぱり変だよ。

もう少し、涼しくなれば、調子良くなるのかな？
去年の今頃ダウンしたことを思って、極力仕事を減らして9月。
あと残り10日間を、無難に過ごしたい。
痩せたね、ではなくて、「痩せたんだよー」と、
自分から自慢できるようになってみたい、今日この頃。

空には半月。クレープに・・・見えるかな？

19時から作るごはん

ものがたりのある一皿 季節のおもてなしレシピ