Festina Lente2

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御呼ばれ鍋の夜

今宵、万聖節の夜、いかがお過ごしですか。
もっとも我々の年代には程遠い行事なのですが、世間では、
というか、お菓子業界とコスプレ・パーティグッズ関係のせいで、
クリスマスまでの中継ぎ商戦で盛り上がるハロウィン。
出張や研修の帰りにきらびやかな店を通るたび、
申し訳なさも手伝って、お土産のかぼちゃ仕様のお菓子を買う私。
されど、かんじんの娘の反応は醒めていて、
去年も貰ったとか、またお菓子とか、あんまりかわいくない・・・。

アンジェリーナのハロウィーン (講談社の翻訳絵本)

アンジェリーナのハロウィーン (講談社の翻訳絵本)

さて、本日、本来、音楽教室の日の水曜日。
ハロウィンのせいなのか、お休みの知らせ。
娘は夏休み最期のお泊りを計画して、突然のお友達の入院で
おじゃんになった埋め合わせで、ハロウィンの御呼ばれに。
家まで迎えに来てもらい、発表会のピアノのお稽古、宿題。
そして、お友達と泡風呂! お鍋の夕食で子ども達、御満悦。
私、仕事を何とか切り上げ、19時半には滑り込み。
もちろん、デザートのケーキは抜かりなく持参。
わざわざ出向いて、買いに行きましたよ、仕事帰り。

憧れの高級分譲住宅地、その一角にお友達の家はある。
何といっても50坪以上の分譲だ。庭も取れる広さ。
真っ暗な中を車を走らせると、クリスマスではなく、
ハロウィンのどでかいかぼちゃイルミネーションを付けている家も。
何だか、贅沢な雰囲気が漂う町並み。


夕食前に、泡あわのお風呂で楽しんだ娘とお友達。
プール帰りに使うタオルの三角帽を被って、物語の小人さんのよう。
暖かい鳥鍋を前に、仲良く座っている。
一人っ子同士、誰かと御飯を一緒に食べるなんてことは滅多に無い。
親同士もなかなか、ママ友達として過ごす時間も無い。


新しい先生に代わった音楽教室のお友達の中で、お互い
一人っ子親子。連れ合いは仕事人間で殆ど家にいない。
似ているねえと、何となく仲良くなって半年。
仕事で何かと寂しい思いをさせることが多い娘に、
楽しい半日を用意して頂いて、感謝感謝。
おまけに私もお夕食、お相伴。大人の話に花が咲く。


駅を挟んで学区が違うので、通学路・習い事・御近所付き合い、
女同士、何かと話題は尽きない。
「娘さん、しっかりしているねぇ」「?」
「お母さん、仕事何してはるんって訊いたら、
 そういう事は子供が話してはいけないって言われたんよ」


・・・あははは。まあ、知らない方がいいです。
中にはやっぱり「引く」人もいるから。
敬して遠ざけられる傾向の強い職業でもあるので。
普段から、厳しく緘口令を敷いているわけではないが、
やっぱりなあ・・・、この仕事、何かと。
娘よ、偉い偉い。言いつけをよく守りました。


そんなこんなで、遊びながら喧嘩する二人の会話。
どういうわけか、家族ごっこでお人形を複数動かしながら、
パパ人形が病気になって、救急車を呼ぶシーン。
娘「心臓発作にくも膜下出血、おまけにインフルエンザです。
  すぐに救急車を読んでください。」
そんな複数てんこもり診断、縁起でもない、
どこから覚えてきた?


21:00 おねむ時間を見計らい、バイバイ。帰宅すると、
歯の矯正器具がないと大騒ぎの娘。また? またなの?
また、忘れ物かい? いい加減にしてよ。
楽しい夜の余韻がいっぺんに醒め、小言の夜に激変。
情けない思いで、先方に電話を入れると、
向こうは帰宅のお父さんを駅までお迎え中。(バスが無いから)
留守電に取りに伺うとメッセージを入れ、車に戻ると、
娘の間抜けな声。「お母さん、車の中にケース落ちてた・・・」
・・・がっくり。再び、留守電にメッセージを入れる。
「早とちりで申し訳ありません」


さて、すぐに寝られるかと思いきや、そこから朗読の宿題。
掛け算九九の宿題。上げ膳据え膳で楽しんで来ても、
結局はいつもと同じ夜、ぎりぎりの宿題、ばたばたの就寝時間。
万聖節の夜は更けて、今宵は寒さがひとしお。
でも、なんだかんだあっても、楽しい夕べだったね。
ありがとう、お友達。ママ友達。

ハロウィーンってなぁに? (はじめてBOOK)

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