Festina Lente2

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怒りんぼかーちゃん

やってしまいましたわ。また、娘を怒ってしまいました。
「叱る」のならいいのですが、怒ってしまいました。
事の発端は、遡って話せば長くなる水曜日の夕方。
音楽教室の帰り、私が定期券を買いに行った19時前。
そう、定期券売り場は近くない。車で行こうと思ったけれど、
駐車場代が掛かる。そりゃ、駅ビルで食事をすれば・・・。


なんと、水曜日。定期券売り場、定休日。え? そうだったっけ?
愕然、わざわざ電車で来たのに。自分にも売り場にも、ぷんぷん。
じゃ、駐車場の時間を気にしなくていいしと、近場の店へ。
・・・行きたいお店がことごとく閉まっていて、
もしかして水曜日って定休日が多いの? と今更ながら。
うわさに聞いていた、イタメシバイキングの店へ。
予算オーバーだったけれど、まあまあ、おいしく食事をして帰宅。

それから、帰宅。20時半。ピアノと宿題と・・・。
入浴を追え、娘の就寝時間はよいこの基準を超えて、遅い。
でも、大甘のかーちゃん、今日は仕方ないかと思って、
気が付けば、部屋中物を放りっぱなしの出しっぱなし。
ああ、悪いところばかり似たわ・・・。


翌朝元気に行ってらっしゃいまでは、良かった。
帰宅前に電話して、元気に予定をこなしているのを確認。
定期券を買い直して、帰宅してみれば、
タツに入って、コートを着てお勉強をしている。
何で? あったかいコタツに入ってコート?
??? どうして、Tシャツ1枚でいるの?

教室はまちがうところだ

教室はまちがうところだ

なんと、薄手の長袖Tシャツ1枚で震えている。
そりゃ寒いわさ。でも、どうして? コタツ以外の暖房無いのに。
一人でお留守番していた娘に、予定よりも遅くなってごめんねと、
謝りがてら声を掛けようと思っていたのに・・・。
かーちゃん、瞬間湯沸かし器状態、なぜ、どうして、の詰問調に。


訊けば、体育のあと暑くてトレーナーを脱いだという。
そのまま、学童に行って、忘れて帰ってきて、
気がつくと寒いので、コートを着ていたのだとか。
みなさん、どう思います?
体育は2時間目。8時間以上もTシャツ1枚でいたのか?
寒さに強いのは結構だが、インフルエンザで隣の市は1年生は学級閉鎖だ。
こんな時に、風邪を引いたらどうするんだ。
もう、声が変わっているじゃないか!?

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)

箪笥や引き出しには、暖かいズボンもトレーナーも、
カーディガンもベストも入っている。
いくらでも着替えはあるのだ。なのに、よりにもよって、
一番薄手のコート(暖かくない風除けのナイロンコート)を着て、
Tシャツ1枚で震えながら、お勉強して待ってくれていても。
どうして、頭回らないんだ。重ね着しないんだ。
新しい服着ればいいじゃん。着替えれば済むことでしょう?


かーちゃん、こういうことでぷつんと切れるのです。
そして、ピアノの練習は、ハ長調の8小節だけの短い曲。
リズムがわからない。8分の3拍子の記号に迷っているのか。
それにしても、音も拾えない。4年も習っていて、
いまだに一人で譜が拾えない。
からしか覚えようとしない。
そのくせ、歌えない。保育園の時とは異なり、
めっきり歌わなくなってしまった娘。
1年生の時よりも、歌わなくなってしまった娘。


こんな点でも、小学校に?の私。
でも、先生も、授業中見ていて、服装気にならなかったのかな?
学童の先生も、「1枚で寒くないの?」と声を掛けてくれなかったのかな?
それ以前に、どうして「寒いな」と気が付かなかったのかな。
帰宅しても、工夫せずにいるのはどうしてなのかな?

あなたをずっとずっとあいしてる (絵本の時間)

あなたをずっとずっとあいしてる (絵本の時間)

はてなよりも、「小ばかくさい」ミスに、
笑って許すことができない自分自身の狭量さに腹が立ち、
娘の失敗そのものに腹が立ち、色んな意味で腹が立ち、
叱れない、私。
怒ってしまう。
怒りんぼかーちゃんは、切れる。


「どうしてちゃんとできないの?」 と
一番言いたくない台詞で娘を追い詰める。
「どうして、ちゃんとできないの?」 と怒る。
「寒かったしょ」と心配できない。
そんなにやさしくできたのは保育園まで。
小学生なら、下の子がいれば、お姉さんらしく
あれこれ世話の一つも焼けるだろうに、
疲れているときに限って、べたべた甘えてきたり、
今日のようにつまらない失敗をする娘に、必要以上に苛立つ。

ラヴ・ユー・フォーエバー

ラヴ・ユー・フォーエバー

早く帰って来て(来られるならば)私が気づいてあげれば、
長い時間寒い思いをさせることは無かった?
でも、そこまでする必要が? いや・・・。
「いくつになったと思っているの、いい加減甘えないで、
 自分のことをきちんとしなさい。」
・・・ああ、言っちゃった。自分が一番言われたくない台詞を。
娘に言っちゃった。とうとう、言っちゃった。


「甘えるな」という言葉を聴くと、娘は寂しそうな顔をする。
一日のうちに、一緒にすごす時間が少ないから、
一緒にいる時に甘えさせていると、何もできない娘になってしまう。
そんな恐怖感が常にあるから、ついついきつく出てしまう。
母から、「子供ができないのは、親ができないからだ」
「躾が甘いからだ」「自分だけ楽しているからだ」と
責められ続けいるだけに、切れると止まらなくなる。


2年生。まだ、甘えたい年頃。大人じゃない。
なのに・・・。わかっているのに。わかっているのに。
君が頑張っているって、わかっているのに優しくしてあげられない。
こんなかーちゃんは、眠っている君に布団を掛けながら、
泣きたくなる。こんな夜は、情けなくて泣きたくなる。
やってしまった、またやってしまったなあと。

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

ずーっと ずっと だいすきだよ (児童図書館・絵本の部屋)

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