静かな1日

朝寝を堪能する日曜日。こんなにゆっくりできるのは久しぶり。
娘が風邪気味なので、のんびり家で1日を決め込むと、一日が長い。
ブランチで朝から一緒にアップルパイを作る。
贅沢なクラッカー。チーズ、ハム、パプリカ、オリーヴ。
朝からワインが飲みたくなるような･･･。
昨日とやや味付けを変えた野菜スープ、タイ風辛味噌風味。

年賀状を作る家人、勉強を始める娘。
昨夜のUNOに満足したのか、今日は川原泉の漫画とドリル。
買物兼自転車の修理･･･、坂道だらけの自転車は辛い。
埼玉にいた頃は、どこまでも平地で驚いたものだが。
クリスマスだというのに、鳥肉を食べたいという気にならない。
銀紙で飾りの付いた鳥の足。クリームたっぷりのケーキ。
そういうものに、感動しなくなってきた自分。

おやつにたこ焼きを買って帰ると、大喜びされた。
何だか雨が上がったというのに、気分は今1つ。
今朝の読売新聞のせいだ。コボちゃんには困った。
大体、押入れに隠してあるプレゼントをコボちゃんが見つけて、
お母さんのわからない所に隠して、
「今年は僕がサンタをする」と偉そうに言っている漫画。

毎日コボちゃんを楽しみにしている娘は、これで確実に
サンタを信じなくなるだろう。全くもう、
新聞の中のコボちゃんを、ぶん殴りたくなる。
作者もネタをもう少し、考えて欲しいものだ。
昔、「夏休みの教師は何も仕事が無くていいなあ」を読んで以来、
うんざりした気持ちになってしまった。

こちらで読んだ４コマ漫画に比べれば、罪が無いのかもしれないが。
微妙な年代の子どもを持つ母親としては、やりきれない思い。
サンタが親だなんて、面と向かって言わない娘と、
私達を朝からけなされた感じがして、気分が優れない。

愛蔵版 クリスマスの12日 (とびだししかけえほん)

冬ものがたり (とびだししかけえほん)

夏休みを1日も取れなかった家人は、カニ尽くしの旅行パンフを
眺めてぶつぶつ言っているので、ほんの少しだけ奮発。
今夜の鍋はカニ・牡蠣・すり身団子・野菜たっぷり。
カニ尽くしというわけには、行きません。
私も温泉に入ってのんびりしたいけれど、それは、
上げ膳据え膳が付いてくること前提だから。
近所のスーパー銭湯では、そこまで味わえない。

娘は貰う一方、大人になるって本当につまらない。
財布の中身と、年末年始の出費を考えながら、
あれこれと用意するのに。子どもが大きくなってくると、
親の無邪気な楽しみも減ってくるものなのね。
家人が知り合いから頂いた｢カバヤのお菓子詰め合わせ」
見ているだけで、駄菓子王国に浸っていい気分なのは親の方。
娘は馴染みのないお菓子にきょとんとしている。無欲だこと。

そんなこんなで、「ナショナル・トレジャー」がテレビで始まった。
映画館で観ているのは私だけ。
荒唐無稽な「インディ・ジョーンズの冒険」２番煎じ。
しかし、明日家族全員で見る予定なのだ。
アニメよりも、これが観たいと望む娘のために。
世界の偉人伝で覚えたリンカーン暗殺の謎が気になるのだそう。

昨年、サンタは１日間違えて娘の所にDSを持ってきたが、
今年は何を用意しようかさえ言わない。本当に、もう。
みんな揃って、かわいげの無い。
といっても、かーちゃんの用意するものもは新年使うものばかり。
実用品ばかりなんだけれどね。
土日、一緒にいる時間を確保しているということ、
これこそが最大のプレゼントなんだけれど･･･。

ブルックナー:アヴェ・マリア

クリスマス・ソング集

クリスマス。ケーキぐらい買おうかという家人。
何だか本当に、醒めてしまった私たち。
コボちゃん、恨むよ。親のモチベーションも、
娘のモチベーションも思いっきり下げて。
私、本日、読売新聞を恨んだね。

そして夜中、それでも娘の枕元に色々置いてみる訳。
何も気にせず眠っている家人と娘。
かーちゃん１人、眠れないまま。
サンタさん、お願いです。イライラくよくよせずに、
定時に眠って定時に起きられる、健全な睡眠時間の確保を
プレゼントしてください。
あ、メタボ改善策とか、一気にダイエットとか。
健康に関するものをプレゼントして下さい。

お金を出しても買えないもの、手に入らないもの、
そういうものばかりが欲しい今。
自分が手にしているものに感謝するための、クリスマス。
当たり前に過ごす事ができる。
それこそが、最大のプレゼント。
一緒に過ごせる時間がある。それこそが最大の幸せ。

クリスマス・ソングス

ああ、各ご家庭では今頃サンタは煙突から入ってきて、
それともこっそり出て行くところでしょうか。
我が家のサンタは今から入浴する所･･･。
夜明けまで、あと３時間弱。
それでも、１日が長い。仕事のない、仕事から距離を置いた日曜日。

クリスマス・キャロル―A Christmas carol 【講談社英語文庫】

クリスマス キャロル (新装版) (講談社青い鳥文庫)