Festina Lente2

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年女最後の1日

父の編んでくれた注連縄を昨日、家人のドアに飾った。
父は四捨五入して80歳。孫の小学校のためにと、
田植えや稲刈り指導、そして注連縄作りも教えている。
といっても、この地方のものではなく、
父の生まれ育った故郷のものだ思うが。


娘は祖父に作ってもらった注連縄をもって、
南から北へ大阪を横切って、とーちゃんこと家人宅へ。
先祖代々から受け継がれてきた血脈の末を
見守る象徴のような、心を込めて作られた注連縄。
これを飾れる幸せを、私は噛み締める。


下の写真は家人の玄関、下駄箱の上。
私が飾っていた猪を、いつの間にかこんな風に
飾り立てていた家人と娘。
楚々としていた筈の玄関が、松ぼっくりだらけ。
やれやれ、全くもう。


家人の実家へ向けてこれから出かけるので、
新年のご挨拶アップは少し遅れると思いますが、
お飾りだけでも載せておかないと・・・。



あとみよそわか。しかし、少々心もとない。
本当にこんな風に年末を迎えていいのだろうか。
でも、くよくよ考えないことにしている。
幸運な日々、仕事があり住む家があり、
経済的な不安に脅かされること無く、
自分も含め、家族の健康と向かい合ってさえ入れば、
平穏に過ぎていく日々。


2年前、家族最後の正月かと覚悟したことに比べれば、
この1年間は、何と穏やかな1年だったろう。
正月はこの冬一番の寒気に見舞われているという。
ワープロは「寒気」を「歓喜」と真っ先に出してきた。
年末恒例の交響曲のせいだろうか。


歓喜でなくてもいい。穏やかな喜びや幸せを実感できる、
そんな年であって欲しい。
(その第一関門が、家人の実家への里帰りだというのが
 妻の立場としては頭の痛いものではあるが、
 これが実生活の現実)

今、我が家はNHK・FMの「みんなの歌ざんまい」を聞きながら
出発しようとしている所。今日夕方まで懐かしい歌が続く。
大掃除で忙しい皆さんも、BGMにいかがでしょう。
昼食はゆっくり遅めに琵琶湖を眺めながら取っていることでしょう。
それでは、みなさん、今年最後の写真は
娘のお手製のリースと新年のお飾りで。
(クリックすると手違いで超巨大化します・・・笑)
良いお年を。来年もどうぞよろしく。

「千の風になって」第九カップリングバージョン

「千の風になって」第九カップリングバージョン

ベートーヴェン:交響曲第9番

ベートーヴェン:交響曲第9番