融通が利かない

無事にスキーから帰ってきた娘と、予め用意しておいた３学期の用意、
これで抜かりはないと思っていたら、何のその、非常事態。
娘の自己申告で「できた」と言っていた、冬休みの生活表、
どれどれと点検してみれば、白紙。目が点？　どういう事？
お手伝い、縄跳び、九九、どうして？
ちゃんとした日もあれば、できなかった日もある。
しかし白紙とは如何に？　先生は３が日はお休みしてもよいとの事。
とーちゃんの家に行った日と、ばーちゃんの家に行った日、
スキーキャンプはスルーで書き込めばいいから、楽勝の筈なのに？

娘が寝ている間に、仕方が無く先生への連絡帳にコメントを入れた。
帰省とキャンプで空白があることを予め申告しておかないと。
夕方、帰宅した娘に宿題の表を書き直させようと呼ぶと、
学校に置いて来たという。白紙のまま提出したの？　と訊ねると、
まだ集めていないけれど、どうせ集める宿題だから、
机の中に置いて来たと平然としている。唖然。
君、きちんと書き込んだものを提出しようという気は無いわけ？

自分が決めたお手伝いの内容と、かーちゃんに言いつけられてやった内容と、
お手伝いの内容が違うから、宿題の表に書き込めないというのだ。
娘の言い訳に、またまた唖然。なんと融通の利かないことよ。
というより、最初から宿題の表を書こうという気がない。
書けないというか、書き込まない白紙の表を出すのが恥ずかしいとか、
何とかしてできる範囲、やった範囲で書き込もうという気持ちが無い。
馬鹿馬鹿しいぐらいズボラで無欲で融通の利かない、
いい加減な娘に怒り心頭のかーちゃん。・・・切れました。

午後から仕事を休んで、歯科大附属病院へCTを撮りに出向いた私。
抜歯後の影響を見るため、それに再び調子が悪くなってきた鼻のため、
生まれて初めて口から鼻にかけてのCTなのだけれど、
耳鼻咽喉科は午前中のみの診察。先生のCTのオーダーは、
午後も撮影予約が一杯、結局、年明けになると言われた年末。
仕事の関係で午後からしか出てこられない。午後のCTは翌日以降の診察へ。

融通が利かない、２度手間だけれど仕方が無い。
すぐに現像は仕上がらない。診察はどちらにしろ午前中のみ。
自分の都合だけに合わせて融通を利かせることはできない。
検査と診察のシステムはわかっているけれど、軽く溜息。
ちゃんと撮影だけに来て、（予約時間の１５分前に来るように言われていたし）
それでも、更に２０分余り待たされたのは、新システム導入のせいだよね？
断り書きの張り紙がされている、電子カルテ導入の。
でも、診察券から予約時間が消されてしまい、今までよりも不便。
一長一短。帯びに短し襷に流し。融通が利かないね、新システム。

でも、まあ、気を取り直して。
体全体が筒の中に入るのではなくて、頭だけ入れるCT体験。
これはこれで、新鮮。殆ど何の説明・教示も無く、
横になって、顎と手を固定されて撮影。
MRIと違って、ガンガン音がしない分だけとても楽で、
余りにあっさりしていて気抜けしたくらい。
　　　　　　　　　　　　　

娘が忘れてきた水筒。朝、電話を掛けても「今の所ありません」
でも、病院まで来たからには地下鉄でホンの先。
昨夕訪れた事務所を再び訪問して、電話で問い合わせたが、
再度確認に来た旨伝えたら、ちゃんと忘れ物の水筒が・・・。
何故、朝問い合わせた時は、「見当たらない」だったのかしら？
とにかくお手数掛けました。即受け取って家路に着く。

体調は今一つでも、仕事が始まると気合が入る私。
なのに、母親業は今一つ気合が入らない。
「できたよ、やったよ」とすぐばれる嘘をつくことを覚えた
脱力系の娘を相手に、苛々している私の方が融通が利かない、
そういう事なのだろうか。
･･･溜息。

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